今日で札幌は最後。

最後だからなんか使用っていうのはなかったけど、やっぱり最後となると思う事はある。


小学生の頃に引っ越してきたから12歳からここに住んでることになる。

ちょうど10年。

10年も暮らせば愛着も湧くし、いろんな事も起こる。

日本中を行ったり来たりしてた時期もあったから、別の土地も結構見てきた。

関東もそうだけど、四国とか九州とか。

地域で分けたら行ってないとこはないんじゃないかと思う。

そのほとんどは観光じゃないから、名所とか買い物とかはしたことないけどね。

でもその中でも札幌はほんとにいいとこだと強く思う。

街も発達してるし、自然もある。

これは北海道にいえることだと思うけど、街の中から自然が見える。

東京とか大阪もそうだったけど、空が狭いというか、その奥になんも見えないというか。

なんか詰まってる感が北海道にはないイメージ。

そのイメージが普通だと思って過ごしてきたから、最初のほうは見慣れないし慣れないんだろうと思う。


どこ行ってもちゃんと暮らせるような男になりたいっていう願望と愛着のあるものと別れなきゃいけないっていう名残惜しさが、どうしようもない感じに仕上がってる。

寂しくないと言えば嘘になるし、楽しみじゃないと言っても嘘になる。

たぶん今はなにを思っても、どうしようもない感じになるんだろうな。

人生で2回目の引越しだから、慣れてないんだろうとも思う。

まぁどっちにしても、明日になればここはもう俺の家じゃなくない。

札幌市の住民も今日で最後だし、郵便物もここにはもう届かない。

そう思うと、またどうしようもない心境になる。


札幌に来た時は、不安よりも期待の方が遥かに大きかった。

やっとチームでサッカー出来るし、好きなサッカーショップにも行ける。

試合も見に行けるし、練習試合の相手に困る事もない。

あの時は頭の中にサッカーの事しかなかった。

完全にそれしかなかったと思う。

初めて練習試合に出た事、その試合で点決めた事、初めて遠征メンバーに選ばれた場所、北海道大会の決勝に出るなんて夢にも思ってなかった事。

小学生の頃の思い出なんてそんなんばっかり。

でもほんとに楽しかった。

修学旅行の思い出なんて、必死に思い出そうとしても旭川に行った事くらいしか思い出せない。


中学生になっても何も変わらなかった。

遠征に行く機会が少しだけ増えたり、初めて選抜に入ったり。

そんな思い出ばっかり。

中学校自体もそんなに好きじゃなかったし、友達も数えるくらいしかいなかったから余計そうなんだと思う。

そう言えば中学生の頃に生まれて初めて彼女が出来た。

それだけは覚えてる。

実際そればっかりは忘れようがない。


高校生になってから、ようやっと友達と遊んだ思い出もできるようになった。

ここらへんから遠征の回数も増えた。

毎週末は北海道にいない月も一年に2,3回あったし、帰ってきてすぐどっか行くのもあったような気がする。

怪我ばっかりで入院も結構してたから家にはいない事が多かった。

それでもお見舞いに来てくれたり、愚痴きいてくれたり、ほんとに助けられてると今でも思う。


大学に入ってからはいろんな事があったけど、これから生きてく上で役に立つ事はいっぱい吸収できたと思う。

勉強が大事だって事もわかった。


札幌に帰ってきたときに会いたい人がいるって事はほんとに嬉しい事。

この一ヶ月ほんとに遊んだし、みんなと会えたし。


いい意味で帰ってくる必要がないように頑張ろうと思った。

一人前になれば、好きなとこいって仕事すればいい。

でもまずは学生から社会人にならないと。

自立した人間になるように努力する。

そしたら次のレベルに上がれるんだと思う。

かっこいい大人になりたいもんだ。


なんか寝るのがもったいない。

もう少し部屋で昔のことを思い出してから寝よう。

で、いつもどおり結局寝るタイミング失って飛行機の中で爆睡っていうコース。

人間そう簡単に変われるもんじゃないよね。