「永遠の一秒」
無事おわりまして。。。
ご来場下さった皆様、
重ね重ね、
ありがとうございました!!
今回は役者人生で2度目の老け役。
せっかくなので、今回の老けメイクについて残しておこうかと。。
いつかまた老け役が来ないとも限らないので、その時にチェックできるように
あたし現在45歳。実に倍以上!!
まぁとにかく95歳の人がどんな顔や頭になっているのか、YouTubeやニュース映像、街中などでリサーチしてみました。
すると、80代後半以上と思われる方は、髪の量がだいぶ減っている、もしくは無い。
たくさん残っていても真っ白になっていますね。
いわゆるロマンスグレーっていうのは、だいたい70代くらいまでのようです。
もちろん例外の方もいらっしゃるでしょうが、概ね、ということですね
女性の場合は男性ほど毛量が少なくはないですが、染めていたり、カツラやウィッグを着用されている方もいますね。
舞台では頭部、頭髪が最も目立ちますから、やはりまずは頭。
有難いことに、ぼくは毛量がまだ多く残っているので、とにかく白髪(はくはつ)にしようと思いました。見事なまでの白髪に。
劇中の最期の場面では、
顔に強いピンスポットが当たります。
その時に髪が真っっ白に光ると最高かなぁ、なんて思ったりして、、
しかしカラーリングで真っ白にすることはかなり難しいので、、、
とりあえず塗ってみよう!
ということで、
老けメイクでは定番の
シルバーワックスを塗ってみました…
となりのSATOCO婆さんはカツラを使うご様子。。
毛量が多いから黒みが強く残るし、ワックスだから塗っているうちに整髪されて髪型がカッチリしてしまうww
そこで、
いつもの床屋さんに相談してみると、
髪を明るい色にしてから白を乗せてみてはどうか、ということになりまして…
とにかくやってみよう!
すぐにブリーチ3連発!!
で、こんな感じに↓
最近舞台をやるたびに金髪にしてる気がする。。
あ、でもこの前の芝居は「目立たない人」だったので何にもしなかった
話を戻します。
このままでは赤すぎるので、これにアッシュを入れる…
これに水で溶いた練り白粉を手で撫で付ける…
じいちゃん感出てきたぁww
根元まで明るいアッシュだから、地肌の色が透けているようにも見える。ナイスですね〜
で、
本番のメイクはこんな感じに↓
眉はクレープヘヤーっていうのを使いました。
まず、びんつけとドウランで眉をつぶして、その上にドンピシャンという接着剤を塗って、クレープヘヤーを貼り付ける。しっかり着いたらハサミで適当な長さにチョキチョキ♪
説明すると簡単そうに聞こえるけど、
これが一番難しかった
あとは茶色のカラーと鉛筆で陰影をつけたり、自分の顔のシワを強調する。やりすぎ注意ね(笑)
そして最後の決め手は顔のシミ。
本物の年配男性を改めて観察してみると、顔のシミの多さに驚きます。
女性は若い頃から肌のケアをしているからか、男性に比べるとかなり少ないですね。
まずは自分の顔に実際にある黒子やシミを少し大きくしてみて、足りないなと思ったら、適当に増やすといいですね。
シミにもいろんな形があるから研究してみると面白いです。
ただし、面と向かってジロジロ見ていると感じ悪いですから、そのへんの人の顔を見る時はさりげなく見ましょう。さりげなく。
あと本当は、
接着剤を使って目尻を下げたかったんですが、出番は臨終の床と死んだ後のゴーストしかないのでやめました。
ゴーストは少し若いくらいがいいかと思ったので。
舞台の上ではどんな風に映ったんでしょうか。。
撮影してたみたいだから、今後の参考のためにも観てみたいなぁ。。
ありがとうございました