若林正恭 著

 

私は2009年ごろからのオードリーファンで

ラジオは初回からのリスナー。

 

若林さんの書く文章も大好きで

エッセイは全て読んでいます。

 

そんな若林さんの

アメフト小説。

 

もちろん、のちのちチェックしようと思っていたけど

発売後あまりにも評判が良すぎるので

私も早めに、とても楽しみに購入しました。

 

 

読み始めは

あー若林さんだー

日大二高のアメフト部だ~

と思ってたのに

 

途中から若林さんが書いたことを忘れて

「アリ」の世界に浸かっていた。

 

高3生の「未来が見えるようで見えない」日常生活と

試合中の疾走感の格差がお見事。

 

主人公「アリ」は

若林さんのようで若林さんじゃないけど

アリの人生は、若林さんのこれまでの人生そのもののような気もする。

 

倫理の先生の話は

おそらく、数年前に家庭教師つけて勉強していた頃に聞いた話なんだろうし

 

周囲のいろんなことに恨んでいたけど

河瀬とかチョモとか、

いい人たちもいた

ということにも気づく姿は

 

売れてから、素敵な芸人仲間、スタッフさんに出会っていった過程だろうし。

 

若林さんがエッセイなどで書いてきた話が

「アリ」の高校時代に凝縮されていたような。

 

 

青天の「青」が、

最後には意味が変わっていて震えた。

 

全部を否定してきた「アリ」が

アメフトが楽しいこと

仲間がいて嬉しいことに素直になれたら

青い空がみえた。

 

最後の1行が激アツで震えました。

 

 

アメフトわからなくても楽しめる

という評判も本当でしたスター

 

 

 

 

読み終えて数か月後。

この作品が直木賞にノミネートされた。

心の底から納得する結果でした、それくらい素晴らしい作品です。