心はここにあらず。

毎日、朝が来るのが嫌だったし怖かった。
ごはんは食べられなくなり
重たい体を引きずって会社に行くのが精一杯。


午前中の店舗業務はいつまでも出来るようになりませんでした。
10日に1回、調子の良い日があるくらいで
毎日何かしらのミスをしていました。

今日はどんな失敗をするんだろう

一番思ってはいけないとわかっていても
こう思ってしまう自分がいました。

そして言うまでもなく
薬局での業務ミスは患者さんの命にも関わります。

医療者として誰かの命を預かる、
私にはそんな能力は全くなかったし、その覚悟もなかった。


そんな状態で、
苦手なことに取り組む気力を
空っぽなはずの気力を
無理にでも出して
毎日の店舗業務に臨んでいました。






そんなときだったかな。

教え子とごはんをたべました。


元バイト先の生徒兼、仕事仲間です。

私が少しだけ教えていて
大学合格後に先生になった子なのです。
前にもこのブログでもお話したことありますね。


詳しくは
この記事を参照してくださいw


ちょうどセンター試験の終わった頃でした。

その子はセンター試験直後で
自己採点の結果が悪く落ち込んでいる生徒と
先生として向き合い
自分が生徒だった頃に私に言われたことを思い出したそうです。

「判定が出るまで、わからない。」
当時、同じく落ち込んでいた彼女に
私はそう言いました。

そしてそのとおりだった、と。

*ちなみに
「今なら言えるけど、最初から大丈夫だろうとは思ってたんだよ」
と暴露話もしてあげたw



彼女は話してくれました。

初めはお小遣い稼ぎで
なんとなく始めたけれど
今は、「楽しいからバイトする」。

いろんな生徒との出会いが、楽しい、と。
そして
生徒のために一生懸命になっている自分がいる、と。



実はこのごはんの日の前に
私は元バイト先に遊びに行っていました。

そのときに彼女に会って
ごはんを食べる約束をしたんだけどね。

彼女は授業後も一番最後まで残って
生徒と話したり、教材を準備したりしていました。

その姿は
かつての私と同じでした。

私もしょっちゅう遅くまで残ってたのよね。




すごく嬉しかった。
私の存在価値があの子の中にあったから。

私が「諦めるな」と言った彼女。
きちんと合格して
先生になって
私と同じように仕事をしている。




あーそっか。
私、いらなくなかった。

今の私よりバイトをしていた私の方が
できないこと多かったけれど
それでも、私の存在価値があった。


あの子にとってどんな先生だったかわからないけど
でも少なくとも。
もし私じゃない先生に「違う大学にいけ」と言われていたら?
あの子の未来は変わっていたかもしれない。



そして、もう何度も思ったことを
再度確認ができた。


私は
他人の命を預かるよりも
他人の人生を預かる覚悟の方ができる。