例えば、話しかけてあげること。
聞いているか分からない状態であっても、脳には届いています。
そして、それを本人は意外と覚えているものです。
たくさん話しかけてあげましょう!
当たり前のことかもしれませんが、物凄く大切なことです。
触ったり、さすってあげることももちろん大切なこと。
でも、気をつけて欲しいこともあります。
触ると手足が動くからといって触り続けると、あまり良くないこともあります。
「反射」と呼ばれる動き。
触ると毎回同じように動く場合が、その反射が出ているということ。
これを繰り返してしまうと、どんな些細な刺激でもその動きが出るように脳は覚えてしまいます。
洋服を着せるとき、布団をかけてあげるとき、体を洗うとき…
そうすると、転倒のリスクも上がります。
私たち理学療法士は、その反射をできるだけ出さないような触り方で触っています。
だから、同じように触っても、結果が違うので、触るという行為に関しては、注意が必要かなと思います。
でも、話しかけるということ、つまり、耳からの刺激や目からの刺激、鼻からの刺激をどんどん入れていくことは大切なリハビリテーションになるはずです!
ぜひいろいろな感覚を入れてあげてください!
分からないことがあったら、いつでもなんでもご連絡ください!
日本リハビリセラピスト協会 会長
理学療法士 西山 祐二朗