追い払おうとした蚊が
怒りを露にして自分に向かってくる。
こんな小さな蚊にも考える脳がある。
こう考えると本当に人間は
進歩しているのか疑問だ。
ロボットを人間並みにしたのは人間だ。
車が宙をさっそうと飛ぶのも
そう遠くないだろう。
ミクロ人間になって
人間の血管の中に入り
病気を治すのは、
コンピューターの中に入って
動作をコントロールするのは
不可能な事か。
200年前はまだ江戸時代。
そう考えるとものすごい進歩だ。
しかし人間そのものを見ると
進化しているとは言いがたい。
まわりの物が進歩しているだけのようだ。
だから江戸時代の人間が今の時代に来て
今の文化をひと通り学べば
なんの問題も無く生きて行けるだろう。

生き物とは何だろう。
考えて行動できるもの。
考えてそれを他の物に指示できるもの。
例えば脳そのものが存在できるとしたら
一人で生きれる脳があったなら
クローン兵士とともにひとつの国家が成立するだろう。

だが感情の無い世界は人間には寂しすぎる。