[香港 21日 ロイター] 中国南部で感染症の猩紅(しょうこう)熱が流行し、香港では子ども1人が死亡、数百人が感染する事態となっているが、現地当局は21日、向こう数週間で状況は一段と悪化する可能性があると警告した。

 香港衛生当局のスポークスマンは「中国本土やマカオでも異例に多い猩紅熱の感染が報告されており、地域的現象である可能性を疑っている」とし、「現時点で流行に衰えの兆しは見えず、夏まで感染者が増え続ける可能性がある」と述べた。

 猩紅熱はA群連鎖球菌によって起こる感染症で、10歳未満の小児がかかることが多い。発症すると発熱やのどの痛みなどを訴え、抗生物質で治療可能だが、心臓や腎臓に障害が生じる合併症を起こすこともある。

 香港では今年に入ってからの感染報告が419件以上となっているが、これは前年同期比では4.5倍であり、例年に比べ異例に高い水準。香港衛生局(CHP)によると、中国本土でも前年同期比2.6倍、マカオでは4.7倍の感染が報告されている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000147-reu-int
レジ袋全面有料化を目指して香港政府環境局が意見公募(パブリックコメント)を実施する中、同制度が実際に環境保護に役立っているのか疑問視する声が出て いる。2009年7月の制度導入以来、レジ袋消費量は目に見えて減ったものの、環境への負荷がより高いエコバッグなどの廃棄量が急増している。

 現行制度ではレジ袋希望者から1枚50HKセント(約5円)を徴収しているが、対象になっている小売店はスーパーマーケットやコンビニエンスストア、ド ラッグストアなど大規模店を中心に約3,000店で、全小売業者のわずか4%。環境局は全面有料化により対象店舗を6万店に拡大したい考えだ。

 対象小売店によるレジ袋配布量は同制度により80%減ったとされるが、環境保護署のまとめによるとエコバッグや商品包装など再利用可能なプラスチック袋 で、昨年埋め立て処理されたのは前年比80%増の1,774万枚に上った。紙袋は55%増の4,340万枚、ゴミ袋は27%増の14億2,972万枚だっ た。ビニール袋メーカーの業界団体、香港ビニール袋業廠商会によると、再利用可能な袋の製造には従来のレジ袋の60倍のプラスチックが必要で、廃棄後の分 解にも時間がかかる。今後もこういったごみが増えていくことを懸念する声がある。

 邱騰華(エドワード・ヤウ)環境局長は、現行制度対象外の小売業者が配布したビニール袋で昨年埋め立てられたものは前年比7%増の42億9,000万枚 だったことに言及。これらのうち、服飾品・靴店では53%増え、パン店では20%増えたことなどを示す廃棄場調査結果を持ち出し、全面有料化の妥当性を訴 える。

 大手小売りチェーンは、「レジ袋課税により、対象外の業者に対する競争力が弱まった」として有料制度の拡大を歓迎しているようだ。大手スーパーでは、レ ジ袋が有料化された1カ月間で売り上げが減ったという話も伝えられたが、政府統計処の調査では昨年のスーパー小売売上高は、前年比5.5%伸びて370億 HKドル(約3,902億円)だった。

 ビニール袋製造業界は有料化前、レジ袋の生産縮小による収入減を懸念していたが、制度導入後はエコバッグなど利ざやの大きい再利用可能な商品の需要が2~3倍に増えたため、むしろ売り上げが増加したという。サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000002-nna-int


三菱航空機(名古屋市)は16日、開発を進める国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)5機の購入契約を、香港の航空機リース 会社ANIグループホールディングスと結んだと発表した。日本以外のアジアからの受注は初めてで、小型旅客機の需要拡大が見込まれるアジアや、市場規模が 大きい欧州での拡販に弾みがつきそうだ。

 MRJの受注は全日本空輸からの25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングスからの100機(確定50機、オプ ション50機)に続いて3件目。三菱航空機は現在、2012年の初飛行と14年の初号機納入に向け、機体の組み立て作業に入っている。

 ANIはインドネシアの航空会社に航空機をリースしており、島嶼(とうしょ)部の多いインドネシアを中心に東南アジアの都市間移動に90席クラスのMRJを活用する。受注額は160億円規模とみられ、三菱航空機は16年までの全機納入を目指す。

 MRJは70席、90席クラスの製品化が予定され、競合するボンバルディア(カナダ)、エンブラエル(ブラジル)の同型機より3割近く燃費性能が高く、 騒音も小さいのが特長。ただ、実機が未完成のため商談は難航しており、昨夏の英ファーンボロ航空ショーではライバルのスホーイ(ロシア)が受注を獲得し、 MRJはゼロだった。

 こうした中、今回の受注は「販売活動の大きな励み」(江川豪雄社長)となり、21日に仏で開幕する世界最大規模の航空展、パリ航空ショーでの販促活動に 弾みが付いた。ANIは「100席クラスがあれば20機の追加発注も検討する」としており、同クラスの派生機開発も今後、視野に入ってきそうだ。