「論語を学ぶ」を読む。

「孝」とは親を代表格として先駆者(得てして年長者)から後続者へと断然することなく連続して一つの流れを
なすことをいう。
その実現のためには人間的にも、思想、学問、教養においても社会全体で互いに堅く結ばれあうことが重要。
日本の明治維新は、それを実現し革命ながらも断続しなかったから成功したと著者は伝えている。

妙に納得。我々は常に先人から学び、後進に恥じぬ素養を身に付け、それを驕ることなく伝える努力をせねばな
らない。
とはいえ、自分を思い返すと学びの前提となる「知識」を、まずは蓄えねば。経験からくる気づき、知恵をより
豊かなものにするためにも欠かせないな。