田坂広志氏の、「五つの弁証法」はこれからの経営を考える上で、
私の基礎になるようなものになりそうだ。

公演を拝聴して、改めてバランス感覚と経験、知識、知恵の上に
成り立っているものだと実感する。

その後、「語る禅僧」を読む。
知恵は様々な経験を良い感度で受け止め、はじめて高められるものだと
信じているが、その感度を高めるためには、やはり知識を養分として十分に考える必要があるからだ。

さて、田坂氏の言われる、
西洋的な「機械論」から、
より高い次元で融合し、
東洋的な「生命論」に回帰する、
というよう部分で納得をした自分がいる。

ただ、単純に考えすぎると、
「これからは東洋の時代だ、心の時代だ・・・」
なんて、考えてしまうわけだが、「語る禅僧」で南直哉氏は語る。

『「西洋物質文明」のご本尊たる科学にしても、それもひとつの物への関わり方である以上、
単純に「物質生産」に直結するのではなく、それ自体が本来、立派な「精神活動」のはずである。
ただ、そのものに対するアプローチの鹿方、とにかく人間の都合に合わせて一切を処理・利用・処分しようとい
う態度であることが即、「心の荒廃」なのではない。荒廃しているのは、そのものの使い方、それを取り扱う態
度のありようなのである。』


行動哲学として心にとどめ実践しつつも、
安易に語れるものではないと改めて思う。



その他キーワード

・矛盾のマネージメント
 本田宗一郎氏の「会社の節」の話は何度矛盾を乗り越えたかということか。

・エゴの意欲から、感謝の意欲へ。
 自らを見つめて自制し、本当に必要で大切なものを見つける努力。「少欲知足」
 感謝を意欲に意気込むのも、それはエゴ。ここに幸い私がいたから、と言える自然な感性を。