安藤忠雄の自伝を読んでいる。
随所にある、ものづくりへの姿勢が大変参考になる。
「クオリティ=期待と守りのライン引き」といったところ。
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事務所のスタート直後は、現場のコンクリート打設日には職人の中に割って入り私も竹棒を握った。だらしない
職人がいれば、殴りつけてでも、全力を尽すよう叱咤した。いかにつくり手にモノづくりとしてのプライドを発
揮してもらえるか、コンクリートの成否は、建築家と現場の間の人間関係の確さにかかっていた。