等級沿線の情報誌Salusで連載されている、「ことのは四季暦 文・山下景子氏」より拾った言葉。

水月

水と月。また、池や湖などの
水面に映る月をこう呼ぶ。
転じては動かない
幻のようなものをさすことも。


竹取物語に「月の顔見るは、忌むこと」という言葉があるという。
神々しいほどの光を放つ満月などの直視をはばかり、水に映る月を眺めたとか。


先日、親友と酔狂で新宿の温泉にいったのだが、
そこは黒い温泉。

温泉につかり、黒いお湯の上を湯気がゆっくりと漂うのを眺めていると、
思考の奥に吸い込まれる感じがした。