昨今フランスは 色々な宗教の方がいるので個々の葬儀も多様化している中 義母さんの葬儀のお話です


義母さんが 子供達に見守られる中で息を引き取り


葬儀が行なわれたのは亡くなって6日後の事でしたびっくり


理由は土日を挟んでいたり火葬場が混み合っているから…


フランスでは遺体を2日以上自宅で保管するのは違法らしく 近所の葬儀屋件遺体安置所に保管されました


遺族は建物の扉の暗証番号を教えてもらえ24時間 何時でも出入りできます


6日間も葬儀まで時間があったので遠方の家族も間に合ったのですが


流石に 最終日は遺体の指先の色が黒ずみ しおれてきてびっくり


私的には怖かったえーん


ベットの下に何か特別なドライアイスや何かがあるのかな? 


見つけられなかったけど…びっくり


今回 私の姉がもしもの時にと 義母さんの為に御花代をもたせてくれたので 


葬儀屋さんに特別に お花を多く用意してもらいました




そして 殿がそのお花を使って私の父の葬儀でしたように 義母さんの棺に全員で最後 義母さんの体の周りを飾りたいと提案してくれました


フランスにはこの様な習慣はないのですが


主人と私で皆に少しづつお花を配り 顔を除いた部分全体にお花で飾ってもらい最後のお別れをしました


とてもつらく寂しい瞬間ですが 全員がお花を手向けてお別れできたは良かったです


「日本ではこうやってお花で棺を飾るの? 本当に素晴らしい! 有り難う!」


と いっぱい言ってもらえました


これから フランスでも習慣になるかも照れ


そうなったらいいな照れ



フランスの最近の葬儀は服装が自由で


ほとんど普段着


ジーンズの人も…


彩色でなければ何でもOKって感じでした


主人曰く 昔は日本の様なドレスコードがあったそうですが 今回は家族葬だったからか服装は自由でした




棺をお花で飾った村の遺体安置所から火葬場に全員で移動してとても簡単な式がありました


司会の方の進行の元


数人が 故人への手紙を読み


全員で故人の写真のスライドショーを鑑賞し


最後 個々で棺に近づき手を添えていきました


司会の方が上手く締めてくれて式が終わりました


その後は 火葬した灰を故人の思い出の場所にまくそうです


なのでお墓はありません


日本生まれ日本育ちの私にはお墓がないなんて信じられませんでしたが


お墓がなくても いつも義母さんが私達の心の中にいてくれていることが感じられるので良いなと思いました


義母さんとは私がフランスに来て5年の短い関係だったからか良い思い出しかなく 


耳がほとんど聴こえなくなっていた義母さんとはコミュニケーションを取ることも難しかったので


最後までかわいいおばあちゃんでした


主人を産んで育ててくれて 私を迎えてくれて本当に感謝しかありません


天国でゆっくり休んで下さい




次回は この1ヶ月を終えて現在の私達について書きたいと思います


今日も最後まで読んで下さって本当に有り難うございましたウインク