どうも、こんばんは。

 仮想憂国喫茶と雑貨の店『旭』の世を忍ぶ仮の店主です。

 

 前々から、ほんまに喫茶店を経営したら、「こんな本を置いて」、「こんな曲を流して」っちゅう妄想はしとったんですが、それが叶わないんで、ここで「仮想」でやるわけです。

 ほんで、まだ本を一冊も紹介してへんかったんですよねぇ。

 

 本日ご紹介するのはこちらっ。

 

 

『植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略』(田中修・丹治邦和著:幻冬舎)です。

 これ、4年前の3月25日発行となってるんで、丁度、新型コロナウイルス云々と世界がそりゃもう大騒ぎになった頃です。

 

「ニラとスイセンを間違えて食べて中毒起こした。」

ちゅう報道って、毎年ないですか。葉が似ているんですよね。

 わたし、スイセン育てていたんですが、さすがに自分が育てたもんは誤って食べませんわ。

 

 この本の115頁に、「ヒノキチオール」について書かれておりまして、「ヒノキチオール」て言うてますが、ヒノキやなくて、ヒバに多く含まれているっちゅうことで、わたしは青森産のヒバの精油を購入しました。ヒノキの精油も、ええ香りで癒されるんで買いましたけどね。

 「それがどないしてん。」

と言うと、ここで書くとネタバレになるけど、肺炎球菌の増殖を防ぐことが、新潟大学の研究で分かったそうなんです。

 わたしは、ウォッカと精製水と、このヒバの精油を数滴混ぜてスプレーを作りまして、玄関先に噴射したり、外出の際にマスクに少量噴き付けたりしておりました。

 

 わたしはコーヒーが好きで、最早カフェイン中毒なんですが、コーヒーの効能、また、当然のことながらカフェインの過剰摂取に注意するように、とも書かれております。

 

「毒」言うたら、あまりにも有名な「トリカブト」についても書かれておりますよ。

 花屋で堂々と「トリカブト」と書かれて切り花が売られていたのを見たことがあります。

 あれ、不思議なもんで、毒があるって知ってるからかなぁ。トリカブトにしても、ジキタリスにしても、ヒガンバナしても、花は綺麗っちゃぁ綺麗なんやけど、

「猛毒もってそうやなぁ。」

て見てしまいませんか。偏見持ちすぎかな。

 

 身近な草花や果物について多く書かれていますし、専門知識がなくても読みやすいので、興味持たれたら是非読んでみてください。