「アモーレス・ペロス」や「21グラム」で一躍時の人となったメキシコ出身のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。

彼の次回作品「バベル」に役所広司が出演する。

役所広司がハリウッド映画に出演するのは「SAYURI」に続いて二度目。

主演はブラッド・ピット。

アメリカ、メキシコ、モロッコ、日本を舞台に、それぞれの国で独立したストーリーが展開するため、実際に役所広司とブラッド・ピットが同じシーンに登場するかは定かではないが、それぞれの舞台は最終的に一つに集約し結末を迎えるらしい。役所広司は日本でのシーンのみ出演で、聴覚障害の娘を持つ父親役を演じるとのこと。

「バベル」は5月17日にフランスで開催される第59回カンヌ国際映画祭で最高賞・パルムドールを競うコンペティション部門にノミネートされることが既に決定している。

役所にとっては「うなぎ」「ユリイカ」「赤い橋の下のぬるい水」に続いて4度目のカンヌ映画祭コンペティション部門参加となった。


米国の観客の間では、渡辺謙と比べると役所広司の英語の発音はイマイチという声もあったが、今後、どのように米国、いや世界で評価されていくか興味深い。