みなさん、おはようございます!
うゆ(Uyu)です。
朝の授業をしてきて、帰ってきたところです。
前回から引き続き、Casais Internationaisについてお話しようと思ったのですが、
昨日起こってしまった事件についてお話したいと思います。
わたしの彼には15歳の弟がいます。日本でいうと、高校1年生です。
弟が帰ってきたころ、少し元気がなかったのですが、
木曜日ということもあり、ただ疲れているだけなのだと思いました。
夜にわたしが仕事から帰ってきた後に、一緒に晩御飯を食べていても、
どこか元気がない様子。
"What's going on? Are you fine? You look sad.....How was your day? What did you do today?"
と聞いたところ...
"Yeah......it was a pretty heavy day today. I don't know how I can tell you this....."
と何やら様子がおかしい。
(因みに弟は兄達に言えないような女の子の話とかもしてくれます。)
"If you don't wanna tell, you don't need to. I never forced you, right? and I never will."
"But, if you wanna shout it out, just do it, okay? If you just want any listeners, I can be the one for you, you know that, don't you?"
そして、話し始めました。
これからは少しBloodyな (血を含む)表現が出てきます。自己責任でご覧ください。
ここからは、弟の話を元に書きます。
ポルトガル語の授業中に起こった出来事です。
後ろに座っていた女の子達が授業中に話し始めたので、教師がどうして授業も聞かずにお喋りばかりしてるのか聞いた所、
女の子がノートに何やら書き始めました。
"先生これ読んでくれる?"
と言い出し、
その教師が読んだところ...
「隣の男の子が手首を切っている」
と書いてあったそうです。
その教員はどうしていいか分からず、男の子の方を向かずに前方を向いて、
青白くなって立ち尽くしていたそうです。
その自傷行為を行っていた男の子の友達が、その男の子を教室外に連れ出し、
保健室に連れて行ったそうです。
その後の教室内の雰囲気はとても重く、多くの生徒が目のあたりしたことに対して
様々な思いを持ち、激しく泣いていたそうです。
それから、学校側は対処として、
友達や家族の大切さ、周りには支えてくれる誰かがいるから決して、自分だけで解決しようとしない。助けを求める必要性、助ける必要性。等の話し合いが行われたそうです。
友達、先生、話したこともない子達、みんなでハグをしあって、周りにはみんながいることを認識しあったそうです。
弟の学校はレベルが非常に高く、次学年に上がれない子も沢山います。
毎週テストがあり、弟も毎日勉強しています。
6時に起きて、7時に家を出、18時に帰ってくる事は多々あります。
さらに、この「15歳」。高校一年生ということで、環境も変わり、教科も漠然と難しくなったそうで、今まで受けたことがなかった再テストなども受けるようになり、
弟もストレスを抱えている事が多々あります。
特にブラジルは格差社会です。学歴で将来が決まります。いい大学に行ってエンジニアかドクターになっていいお給料を貰うという人生設計をする生徒も多くみられます。(特に中上級以上の家庭)
1人の教師が40人もの生徒一人一人の面倒を見切れるわけがありません。
わたしの学校は少人数生徒なので、多くても一クラス15人です。
Discussion最中に話を振ることはできますが、
60分授業で、一人一人に10分など、到底かけることはできません。
スケジュールもありますからね。
それでも、一人一人とクラス外に少しだけお話ししたり、
たまにはお話しDayを作ったり。女の子にはヘアアレンジしてあげたり。
やっぱりコミュニケーションって大切だなって思いました。
たかが60分。たかが今学期。それでも、生徒にとって、「先生」っていう存在として記憶に残るもんなーとまだまだ若造ではありますが、感じました。
一先生として、しっかり責任をもって生徒と向き合っていきたいと思います。
お子さんがいらっしゃる方、子供と関わる環境にある方、
明るい未来を守っていきましょうね。
以上、うゆ(Uyu)でした。