Google Checkout で個人情報流出、Google は不具合を認める | プライバシーマークだけじゃない個人情報保護、年間3万円からの個人情報保護マーク

プライバシーマークだけじゃない個人情報保護、年間3万円からの個人情報保護マーク

個人情報保護団体JAPHIC(ジャフィック)のパートナ企業の代表が、個人情報漏えい事故や事件、個人情報の保護について記載していきます。

JAPHICは、個人情報保護法に基づき中小企業やPマークの取りにくい職種に対しても門戸を開く、個人情報保護団体です。

Google Checkout で個人情報流出、Google は不具合を認める
拡大写真
写真:Engadget
先日より話題となっていた、Android マーケットでアプリを購入すると、住所や氏名などの個人情報が開発者側に提供されてしまうことがある問題で、Google が決済システム Google Checkout の不具合を認め謝罪しました。Google のことなので、てっきりそういうオープンなポリシーになったのかと思った方も少なくないはずですが、ストリートビュー車で無線 LAN の通信内容を傍受して回ったときと同様、「うっかり」だったようです。Google は経産省と総務省に問題を報告済。言わずもがな、個人情報保護法違反として今後捜査の対象となる可能性もあります。

Google Checkout で個人情報流出、Google は不具合を認める

システムの不具合は今月12日までに修正されており、現在は住所の一部やメールアドレスなどの提供に留めているとのこと。しかし、不具合以前にメールアドレスが開発者へ提供されていることを知らない方も多いかもしれません。Android アプリ開発者の方々にしてみれば、欲しくない個人情報まで渡されるわけで、ただでさえカレログだ App Log だとマルウェアや悪質なアドウェアが問題視されるなか、わざわざ Android マーケットのリスクを自分たちで高めるようなことをしなくてもという感じでしょうか。

気になるのは、不具合がいつから始まり、どれだけの人が、なぜ対象となったのか、全体でどれだけの個人情報が漏洩したのかです。そもそも、Google がいつどの経路で得たユーザの住所を使っていたのかも謎(Google Checkoutの登録情報だけ? キャリア決済の場合は?)。現在は報道が先行しており、Google 公式ブログなどに情報はまだ掲載されていませんので、一刻も早くユーザに対する情報公開を望みたいもの。それにしても一番おそろしいのは、Google がなにをやらかしたところで Android ユーザは他へ簡単に乗り換えるわけにもいかず、ましてや Google のサービスすべての利用を取り止めるなど、もはやできない状態に私達があるということかもしれません。


【関連記事】
純正「ニンテンドー3DS専用スタンド」、パルテナの鏡 新作に同梱
PS Vita の「ニコニコ」更新、再生中スリープを修正・レジューム対応
動画:NFCで携帯をモード変更するXperia SmartTags
Eee Pad Transformer 初代のAndroid 4.0 ICS更新は2月提供

「この記事の著作権はEngadget 日本版 に帰属します。」







中小企業・個人事業主のECサイトの信頼UPに
個人情報保護マークを個人情報保護認証機関JAPHIC