現役SFC生のぶろぐ。
どうも、未来からの留学生こと、現役SFC生です。
今回は私が2020年の春に履修したSFCスピリッツという授業に登壇された全11名の講師の授業内容を紹介したいと思います。皆さんの人生の先輩が、人生の先輩から学んだことを軽い気持ちで呼んでくれたらなと思います。(^O^)/
第一回 今村久美さん
この方の経歴は以下のような感じです。
・2001年にNPOカタリバを設立
・高校生のためのキャリア学習プログラム「カタリ場」を開始
・2011年の東日本大震災以降は子供たちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組む
・中央教育審議会 委員
・東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
・文化・教育委員会委員
これだけ見ると、なんかすごい人だなあって感じするよね、、、
でもこの人、全然特別な人間ではなかったんだ。
実は今村さん、学びに関して恵まれた環境に生まれたわけではなく、大学生になったのは親族で初めてだったそう。
なんとか努力してSFCに入学するんだけど、自分の追求心が高まるのを感じる反面、大学に入ることが当たり前で、学びを得ることが当たり前だった周囲の人間との気持ちのギャップを感じるようになったんだって。そこで彼女は、子供たちにみんなが学びを求められるような未来を作りたい!って考えるようになったんだ。
そこで作られたのがカタリバというものです。カタリバのコンセプトとしては、親や先生だけでなく、少し年上の先輩から学びを得るというナナメの関係を大事にするものなんだ。
実際に現在は学校に行けない子供たちにオンライン上の居場所と学びを届けているんだって!経済的に豊かではない子や両親から関心を持ってもらえないような子など、いろんなバックグランドを持った子供たちが楽しく学べる環境を作ってるって、目を輝かせながら話していたよ。めちゃくちゃ素敵なことしてるなあって僕思いました。
第二回
渡邉康太郎さん
SFC出身のデザイナーの方ですね。
具体的にはこんなことをしています。
Takramという会社のデザイン
東京、ロンドン、NYCを拠点
50社
日経新聞や、メルカリ、経済産業省のビジョンを可視化
トヨタのモビリティプラットフォームのデザイン
ピクニックのためのマカロンセットもデザインする
この人の言葉で心に残ったものがあります。
それは
強い意志 × 必然
ではなく
弱い意志 × 偶然
ということです。
高三で進学先を選んだ時、第二言語を選んだ時、就職先を決めたとき、そのような彼にとって人生の分かれ道で、確固たる意志を持って決断に臨んでいるわけではなかった。
これらは全て、偶然の連続であったという。
しかしここで勘違いしてはいけないのが、偶然とは決して運のことではないということである。前のめりの態度や好奇心が、偶然その状況を作り出すのである。そしてそれは後になってみないとわからないのである。
みんなも思春期でありながらも人生の分岐点に立たされるような年齢になってきましたね。前のめりになって決まった道なら、きっと成功と呼べる日が来るんじゃないかな?僕は渡邉さんの講義を受けてそう思いました。
第三回
閑歳孝子さん
現在経営者をされている彼女の経歴は以下のような感じです。
大学卒業後、出版社の記者
同級生のネット系ベンチャーで、webデザイナー
社長一人のスタートアップに転職し、エンジニアに
現会社を起業し、経営者になる
株式会社 Zaim 代表取締役 株式会社 Da Vinci Studio 取締役
彼女は大学時代に、当時最先端であったガラケーの原型のようなものを教授に渡されて、自由に面白いことやってみろって言われた時になんとなく便利そうだなと思って、授業の情報を共有するものを作ったら生徒の95%が使うようなものになったんだって!
そんな彼女の言葉で僕の胸に残ったものは
お金は物々交換の代替
ではなく
取引・譲渡・記録が可能な社会ツール
ということなんだ。
この考え方は今までしたことがなかったけど、確かになと思ってしまった、、、
この人はお金の重要性を授業で伝えていたけど、その本質はお金に執着するのではなく、自分の興味や他者への貢献を追求することで、自分の幸福度は高まり収入も伸びるというじゃないかなと僕は解釈しました!
第四回
千葉功太郎さん
この方はエンジェル投資家ですね。
いや、エンジェル投資家ってなんやねん!って思うよね笑
まずこの方がやっていることは以下のような感じです。
エンジェル投資家
・VC40社超、スタートアップ60社超に投資(月1社)
・うち58社の累計資金調達額(デット&エクイティ)
が1,097.2億円に到達(2019.8時点)
千葉道場ファンド ジェネラルパートナー
・2019.11創業 レイターステージの個人投資先が対象
・25億円調達完了、20年2月末に最終50億を目指す
DRONE FUND 創業者/代表パートナー
・2017.6創業 ドローン・エアモビリティ特化型VC
・58億円調達完了、これまで国内外32社に投資
千葉さんが投資家としてやっていることは
①個人投資家として、スタートアップに投資
②個人投資家として、VCにLP出資
③2つのVCを運営し、スタートアップに投資
そんな千葉さんが、これからのウィズコロナの時代でのどんなNew Normalになるかを語ってくれました。
千葉さんが提唱しているのが、ドローンとエアモビリティの前提社会を作るということです。
なぜドローンとエアモビリティを重視しているかというと、
・無人化、遠隔化に対するニーズが高まる
→非接触、非対面ならドローンでもいい
・オフラインの価値が相対的に高まる
→多少価格が高くでも、エアモビリティを使いたいユーザーが増える
僕が千葉さんから学んだことは、目標設定から逆算してタスクを明確に立てていく大切さです。皆さんで言えばまずは部活や受験勉強でしょうか。すでに将来の夢に向かって動き出している人もいるかもしれません。全体を通じて、どのように自分の時間に投資するのか、人は皆投資家なんですね。
第五回
柳澤大輔さん
この人は面白法人カヤックのCEOをやっています。
めちゃめちゃ興味深い法人名ですよね。やってることも面白かったです。
この方の経歴は、
大学時代の友人3人と
面白法人カヤックを設立してCEOに就任
東証マザーズ上場
武藤研の後輩が起業したcookpadの社外取締役も兼任
面白法人とは
①まずは自分たちが面白がる
②周囲からも面白い人と言われよう
③誰かの人生を面白くしよう
というテーマで運営してるらしい!
ちなみに給料をサイコロで決めたりもするんだって、、、笑
実際に何をやっているかというと、面白広告、漫画アニメ系、ゲーム、e-sports、Weddingから葬儀まで!幅広い分野で面白いものを追求してるんだ!
この方の言葉で響いたものは、失敗するなら最速で、という言葉です。
柳澤さんたちも幾度とない失敗を重ねて成功を掴み取りました。僕たちも若いうちからどんどんチャレンジして失敗していくことが近道なのかもしれませんね。
第六回
門松貴さん
この方は現役の内閣官房長官秘書を務めております。
この方の経歴は、
慶應義塾大学環境情報学部卒業
通商産業省に技官として入館
留学を経て経済産業省へ
内閣官房国家戦略室企画調査官
経済産業省宇宙産業省を経て
内閣官房長官秘書官に
この方の講義は、文系と理系を融合させることの重要性についてでした。
心に残った言葉は、「つくるためにこわす」ということです。創造のために改革をする。そのために課題を把握して、論理的な解決策を探すというプロセスを大切にしてほしいということです。
現状を壊すことは怖いかもしれませんが、現状維持は衰退、勇気を持って
変化を望むことがこれからの世の中では大切になりそうですね。
第七回
松尾卓哉さん
この方は電通に勤められてるんですけど、そこにたどり着くまでのお話が非常に面白かったです。
中学時代の野球部の先生から電通という会社を勧められてから、電通に物凄く興味を持ったそう。そして大学を決める時に、電通に電話して、九州大学と慶應大学、電通に入るためにはどちらにすべきかを聞いたところ、一度マーケティング部長につないでもらい、九州で働いている電通社員とご飯の機会を得たそうです。そしてそこで、広告会社員になったらできないようなことを学生のうちにたくさんしておくと良いと言われて、めちゃくちゃたくさんのアルバイトをしたんだって!
外構工事 古新聞の回収 バーテンダー 自動車の溶接 家具の配送 牛丼屋 外車のシート張り替え
などなど。いろんな業種を通じて普通の人はできないような経験、出会いができたらしい!
そして就職活動の期間を迎えた時、最初の面接で、高校時代に電話した時に対応してくれたお偉いさんに遭遇。すごい運ですよね!
松尾さんのメッセージは、自分を信じることが大切であるということである。焦る必要はなく、自分を耕して運を呼び込むことが重要なんだって!
第八回
江渡浩一郎さん
この方は産業総合研究所、主任研究員兼メディアアーティストである。
これまで研究、アート、著作を多く残しており、科学技術分野の文部科学大臣表彰を始め、様々な賞を受賞されています。
この方の取り組みで一番気になったのは、ユーザー参加型研究の場、ニコニコ学会β(2011~2016)です。野生の研究者を数多く発掘し、人々が科学に出会う場所として、一般市民と研究者が出会う場を作ってきたそうです。
この発端が、ドワンゴとのつながりで、従来の産学連携はネットの力を生かしていないという問題意識から、オープンイノベーションを開発していったんだ!
この取り組みをもとに、共創型イノベーションの概念を抽出していったんだ。
ユーザーをイノベーション創出にまきこむための競争の場を提供してきたんだって。
江渡さんの話のキーワードが共創。協業との違いは、事前に協調せずに行動することなんです。つまり最初に共通前を設定することが大切ってことなんだ!
第九回
平尾丈さん
株式会社じげんの代表取締役、社長執行役員、CEOである平尾さんからは強いバイタリティを感じました。
じげんの基本理念は生活機会の最大化。
誰もがよく生きるための選択肢を得られ、最良の意思決定ができる社会の実現を目指している。
そして経営理念は、OVER the DIMENSION。
平尾さんが強調していたことが、ロールモデルを知り、理想を知るということでした。平尾さん自身多くの経営者や著名人と会うことで、自分は起業家になりたいという気持ちが強くなったそう。
学生時代はとにかく学外に出てアウトプットを最大化することを大切にしていたんだって!
第十回
小林正忠さん
楽天株式会社でCo-Founder and Chief Well-being Officerという役職に就かれています。
SFCの一期生で、学生時代から学園祭やキャンパスの改善活動に努めるなど、活発に活動していた方なんだ。そしてあのRakutenを立ち上げたんだって!
楽天は球団を買収したり携帯業界に新規参入したりと、とにかく挑戦し続ける会社です。そのような挑戦から小林さんが学んだことは、不可能はないということなんだ。
①出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか
②挑戦しなければ(やるを選択しなければ)何も始まらない
③批判の大半は挑戦していない人の声(だから、そこまで気にするな)
小林さんのテーマは、自我作古(我より、古をなす)
みんなが否定するようなことだからこそ、自分が取り組んで、新しい歴史を作るということ。深いですね。
第十一回
駒場弘樹さん
この人、えぐいっす。笑
認定NPO法人フローレンスの代表理事をやられています。
この方は保育に関して、様々仲代に取り組んできました。
①子供の発熱で仕事をやめざるを得ない母親がいる。
→自分がセーフティネットを作ればいい!
既存モデルの保育が成り立たねいのは、
・施設型だと固定費がかかる
・補助金をもらうと価格決定の自由が奪われる
・補助金自体も少額で経済的に自立できない
結果として
新規参入できない、広がらない
解決策は?
日本初の訪問型、共済型の病児保育を自立型ビジネスモデルとして確立
そしてこの仕組みを、自動車保険と同じ課金システムで成り立たせたんだ。
②保育園に入れない子供がいる
定員数の壁が原因と仮定し、小規模の保育園を提案し、設立した。すると小規模保育は法案に盛り込まれ、正式に制度化され、このような保育園が急増したんだ。国の制度まで変えてしまったんだね。
③障害児が通える保育園がない。
親がフルタイムで働けるような保育園がなかったので、児童発達支援事業×委託訪問型保育の二つを掛け合わせて新しい保育園を作ったんだ。
何がすごいって、日常の違和感から課題を見つけ出し、その解決に向けた論理的思考と行動力だよね。もしかしたら僕たちの子供は、この方に救われたのかもしれない。
こんなすごい人たちも、別に子供の頃から特別だったわけではないんだ。世の中に問題意識を持ち、積極的に挑戦する。これが世界から求められる人間になる大切な要素なんだね。