作新学院の幼小中高校の園児・児童・生徒たちが、能登復興への思いを綴った314枚の七夕短冊が、地震発生から半年となる7月1日、「のと鉄道」穴水駅のホームに飾られました🎋

 

 

 

 

「ずっと忘れません。能登の皆様に一日も早く日常が戻って来ますように」

「能登の方々の輝かしい笑顔や伝統が、一日も早く戻ることを願っています」

「能登の笑顔を願ってます。パワー💪」

 

 

 

 

地震で被災し4月に全線復旧した「のと鉄道」では、地震発生時の午後4時10分、列車の汽笛を合図にホームに並んだ鉄道職員や利用者の方々が黙祷を捧げました。

 

 

 

 

同鉄道の皆さんからも「応援メッセージに勇気づけられた」との言葉を数多くいただき、本当に有り難く感じるとともに、復興が叶うその日まで作新はずっと能登に寄り添って行きたいと、あらためて思いを強くしました。

 

七夕飾りは穴水駅の他、能登中島駅と田鶴浜駅の3駅で7日まで飾られるということですが、是非とも子どもたちの笑顔を能登の方々に直接見てもらい、言葉を交わしてもらえる機会を、これからもできるだけ多く作って行きたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

震災から半年。

けれど能登では一向に復興が進んでいません。

 

 

 

 

廃業は止まらず、人口流出は続き、災害関連死は281名となって熊本地震を既に上回りました。

 

 

 

 

せっかくの補助金も、申請には罹災証明書の他、事業計画書や工事の見積書など、あまりに細かく厳格で山のような手続きが必要なため、結局使いたくても使えず活用が進んでいません。

 

事務に集中して携われる人手も少なく、誰しもが日々の生活を送るだけでいっぱいいっぱい、それなのに申請のためには余震でいつ崩壊するかもしれない建物に入って細かい調査をし、膨大な書類を整えてから申請せよと言われたら、誰でも心は折れ、自分たちはこの国から見捨てられたと思うのではないでしょうか。

 

 

 

 

特に公費解体は、解体で出た廃材を細かく分別することが東日本大震災以来決められたため、小規模な解体業者で行えるのは月に2,3棟がやっとだそうです。

 

当然ながらこれでは解体は遅々として進まず、ちなみに珠洲市での解体済み家屋はたった3%、県内全体でもわずか4%に過ぎません。

 

 

 

 

能登の人たちが地上で笑顔を、夜空に星の瞬きを見て心癒される日を一日も早く迎えるためには、ただ天に祈っているだけではダメなのだとつくづく思い知らされます。

 

政治や行政が自分事として本気で被災地に細かく目を向け、現場で使いやすい補助金や公費解体制度へ早急に改善して行く努力をしなければ能登半島はいつまで経っても復活できない!

 

国会は閉会なんかしてる場合じゃないでしょと、怒りを禁じ得ない震災から半年です。