静養で訪れていた箱根で、辰年初の「九頭龍神社本宮」詣を行いました。
抜けるような青空に強い風が吹き付けるこの日、芦ノ湖では雪化粧した美しい富士山が迎えて下さいました🗻
ご存知かと思いますが、九頭龍神社は箱根園あるいは湖尻から徒歩30分ほどの森の中にあり、例祭の日以外は定期船もなく、徒歩かボートでしかアクセスができません。
私は常々、湖の神である九頭龍様に敬意を表して、湖上をボートで渡り鳥居をくぐるのを旨としているのですが、元箱根からは結構な波頭も見えて、果たしてボートが出せるのかしらと内心ドキドキしていました。
ただ湖は海と違い、山の陰であれば波はさほど立たないとのことで、ボートは無事出航することができました🛥
人気のない境内に到着すると、ここ数日の雨雪ですっかり浄められた静謐な冷気の中、光を放たんばかりの神々しさで九頭龍様が佇んでいました✨
俗世の穢れを払い、大自然の“氣”に満たされた気持ちで湖上を帰路に着くと、ボートの航跡には美しい虹が掛かっていました。
ここまで滑って転んでの繰り返しで、未だ何一つ成し遂げられていない自分の人生ではありますが、すべて「これでいいのだ」と受け入れる気持ちにさせていただいた、かけがえのない九頭龍様参拝のひとときでした。