黄金色に色付いた樹木と緑のままの樹木が左右でくっきりと分かれた、神宮外苑イチョウ並木。

 

長年この時期に散歩している私たちも、初めて目にする光景です。

 

 

 

 

秋の初めに到来した真冬並みの冷え込みで、紅葉スイッチが入った銀杏と入らなかった銀杏で、これほどはっきりとした違いが出たのでしょうか。

 

これまでも、交通量の多い青山通り(国道246号線)から離れた絵画館近くの銀杏から色づいて来たり、陽のあたりやすい樹木から色づいたりという違いはありましたが、並木の鋪道で空を見上げ左右がまったく違う色というのは、初めてです。

 

 

 

 

 

黄色と緑の銀杏がまだらになる傾向は、交通量も多く朝晩に気温が下がりきらない東京ではある程度見られるものですが、今年は東京より格段に日較差(一日の気温変化)の大きい宇都宮でも起きています。

 

 

 

 

作新学院のイチョウ並木は、例年は色付き始めると一週間から10日間ほどで全体が黄金色に輝くのですが、今年は色付き開始から2週間近く経っても、日中汗ばむほどの暖かさが続いたこともあり、黄金色と緑の銀杏が入り乱れています。

 

 

 

 

温暖化の進行、異常気象を、寡黙なイチョウたちが雄弁に語っています。