今日、2月3日は「立春」。

 

二十四節気の始まりで、春の気が立つとされる立春は、冬至と春分の中間点にあたります。

 

大抵は2月4日なんですが、現在の二十四節気を定めている定気法では太陽黄経が315度の時が立春と決められているので、今年の立春は珍しく2月3日で、これはなんと124年ぶりのことだそうです。

 

いつもより一日だけ早く春がやって来ると聞くだけで、何かちょっと得した気持ちになり、コロナで何かと硬くなりがちな心がフッと緩む気がします。

 

さて立春というと、学校関係者にとっては「立志」の季節。

 

地域にもよりますが、各中学校では数えで15歳になったことを祝う「立志式」が、かつての元服式にちなんで、立春前後に行われます。

 

作新学院中等部でも昨日の「節分」、2年生全員の立志を祝いました。

 

(余談ですが、立春の前日のみを節分と思いがちですが、実は立夏、立秋、立冬の前日も正確には「節分」と言います。

 

もちろん、「福は〜ウチ、鬼は〜ソト」と言いながら豆撒きをする節分は立春の前日だけで、これはもともと旧暦の大晦日(12月30日)に宮中で行われていた「追儺」という鬼(厄病や厄神)を払う年中行事が民間に広がったもの。

 

とりあえず“豆”知識ということで、節分だけに・・・👹

 

ちなみに我が家の柴犬・時晴(ときはる)は、毎年豆撒きになると大はしゃぎで、撒かれる豆を直にキャッチしてやろうようと、夫の前に敢然と立ちはだかるのですが、先月4歳となりどうも大人(犬ですけどね)になってしまったせいか、今年は夫が発する「鬼は外!」という野太い声がよほど怖いらしく、胡散臭そうにクビをすくめ、遠〜くから細〜い目で冷ややかに見つめるだけでした。

 

やっぱり脳が発達して来ると、自分の理解を超えた出来事が起きると不安や警戒心が呼び起こされてしまい、ワクワク、ドキドキした感動や好奇心を抑え込んでしまうんでしょうね。

 

あぁ、撒かれた豆を片っぱしから追いかけて無邪気にボリボリ食べていた、あの頃の時晴が懐かしい・・・

 

ちなみに、時晴は炒り豆の皮は残します。

 

器用に前歯で剥いて中だけ食べるのですが、絶対に噛み潰さないので、残された皮は脱皮した蝉の抜け殻のように見えます。

 

 

節分なのに、空蝉。

 

季節感ゼロですが・・・

 

そう言えば、夫の「鬼は外!」の声は異様に太くデカく、私も正直そばで聞いていてコワイです😨

 

いつも穏やか過ぎるほど穏やかな人で、荒立てた声を聞いたこともないのに、なぜ節分の時だけそんなに頑張る?と、毎年思ってます・・・)

 

  (その2につづく・・・)