DINING LAB ‐1
(ダイニング・ラボ)
―「食」の営みを、生きる力に。
“2つのLife”(生命×暮らし)を
デザインする ―
自然の摂理の中で生かされていることに感謝し、地球環境を守りながら、心身ともに健康に暮らす大切さや術を学ぶラボ。
四季を感じながら本物や良質なものに触れ、感性を磨き、「生命」としてのライフ、また「暮らし」としてのライフを、ともに豊かなものにしていくことを目指します。
昼食時には専属栄養士の管理のもと栄養バランスのとれたランチを提供し、授業では「食育」についての講義などで活用します。
また、地域のシェフやパティシエを講師として迎え、隣接する「食育菜園」で収穫した食材で、子どもたちと保護者が一緒に調理を楽しむ場にもなります。
― 人と人がつながる場として
「作新コミュニティの
ホームステーション」 ―
ダイニング・ラボは、人と人、学校と社会をつなぐ多目的スペースです。
学校行事やホームカミングなどのイベントの際には、バンケットルームとして使用することで、在校生はもちろんのこと、保護者の方や卒業生を含む「作新民」が集う場になります。
学院の内外から多くの人が訪れ、いつでも笑顔と会話のあふれる空間。
社会に開かれた作新学院の象徴です。
作新アカデミア・ラボの愛称「サク・ラボ」にちなみ、桜の花びらをかたどってテーブルと椅子を配置。
中央のシンボルツリーは、季節ごとに樹木を入れ替え、クリスマスや七夕には子どもたちと飾り付けを楽しみます。
― 生命の循環を理解し、
人と自然との関わりを学ぶ
「食育菜園(エディブル・ガーデン)」―
ラボに隣接するスクールガーデンです。
子どもたちは近隣の農家の方に指導を仰ぎ、自ら土を耕し、種を蒔き、育て、収穫したものを食べることにより、生命のサイクルを実感し、自然環境や命の大切さを学びます。
そして、ガーデンに隣接するコミュニティ広場には、収穫した野菜や果物を販売するマルシェが立ち、生徒が製作した石窯ではピザ作り…。
地元の美味しいもの(農産物、スイーツ、紅茶など)、美しいもの(焼物、織物、工芸品など)を集め、地元の文化や伝統に対する愛着と誇りを育んでいきます。
人と触れあい、自らの手と体を使って生産に関わるこうした体験の中で、子どもたちは大きく成長していきます。
エディブル・ガーデンには、学内公募により美術デザイン科の生徒が制作したペイントバスが、シンボルとして設置され、ガーデニング用品の収納庫として活用されています。
※ エディブル・ガーデンとは
学内に菜園を作り、教育に役立てる取り組みは、食育の第一人者であるアリス・ウォータースが提唱し、世界的な広がりを見せてきた活動です。
作新学院でもその教育的意義を重視し、貴重な学びの機会として位置づけています。