北朝鮮をめぐる緊張に、欧州で猛威を振るうポピュリズムの嵐、人格を疑う大臣や政務官の相次ぐ暴言・暴挙…etc.
ストレスフルなニュースばかりが伝えられる昨今、ちょっとホッコリして頂ければと思い、今月初め家族となった愛犬時晴のその後をご紹介させて頂きます。
3ヶ月足らずで我が家にやって来た時晴(ときはる)。お蔭様で順調に成長し、20日目を迎えた今ではすっかりお兄さんになりました。
周囲の音が気になってか、初めのうちはなかなか歩かず、すぐお地蔵さんのように固まっていたお散歩も、今では軽快な足取りで颯爽と歩きます。
中でも、先代のジャックラッセル、タンタンもよく立ち寄った表参道の「Cafe KITSUNE(キツネ・カフェ)」は大のお気に入り。
お散歩で歩かず困っていた時分から、この店の周辺だけは快調に歩いて、お店まで迷うことなく辿りついていました。
コーヒーの香りに導かれているのでしょうか?
そう言えば、我が家に来た当初から、父が珈琲を飲むとクンクンと鼻をひくつかせたていたので、きっとコーヒー好きなんでしょうね。
このカフェは、パリに本店があるファッション・ブランドによる経営で、外国人観光客も数多く訪れる青山界隈でも人気のスポット。
洒落た植え込みや石畳のアプローチの先に、割竹を回した塀と縁台が現れ、室内も端正な日本建築の粋がさりげなく施されています。
そうしたお店を好むお客様たちなので、和風を代表する柴犬は大人気。洋の東西、老若男女を問わず、満面の笑顔で声をかけてくださいます。
本犬もそれに気を良くしてか、焙煎豆の芳ばしい薫りとカフェのまったりした雰囲気を堪能しているようで、帰ろうと言っても簡単には動こうとせず、困ってしまうほどです。
さて、柴犬はもともと自我が強い犬種なのだそうですが、時晴の強さも人一倍(犬一倍?)です。
我が家で暮らし始めた頃は、惚れぼれするほどお行儀良く大人しく、イタズラも粗相も何一つしない超お利口さんだったのですが、
今はすっかりヤンチャ坊主に変身。
わざと違うところにトイレをして、思いっきりママに小言を食らっても、表情一つ変えず涼しい顔。
ここで甘く見られてはいけないと、更にメガトン級の雷を落とすと、ちょっとだけ目をしばたたかせたと思ったら、ファ~ッと大あくび。
「ガミガミうるさいなあ~、まったくぅ。」という顔で、首筋を後脚で勢いよく掻き始めます。
時晴の成長の早さと言ったら筍並みで、徳島からやってきた当時は幼稚園年長さんという感じだった子が、一週間も経たないうちに小学生低学年のような最も子どもらしく愛らしい時期を迎え…、と思っていたらたった20日足らずで早くも反抗期に突入!
垂れていた耳もだいぶ立ってきたと同時に、すっかり自立心が目覚めたようで、以前だったら尻込みするような段差にお散歩中に遭遇してもなんのその、パッとかっこ良く飛び降りたりするようになりました。
昨日までできなかったことができるようになる、明らかな成長の証を目の当たりにすることは、親として嬉しい限りですが、もうこの写真のような幼く愛くるしい時晴は二度と戻って来ないかと思うと、一抹の寂しさも感じます。
日に日に、心身ともに逞しく成長していく時晴に負けないためにも、こちらも気力・体力・知力ともにしっかり鍛え直さねばと心に誓う55歳、新緑の候です。