作新学院創立130周年を記念して、本学の卒業生である『江川卓氏vs萩野公介氏 特別対談』http://www.sakushin.ac.jp/130th/130th.htmlが実現しました。


これまで「常識破りの挑戦」で「ケタはずれの記録」を打ち立て、日本の、そして世界の歴史を塗りかえてきた二人。その両者に受け継がれし“作新の遺伝子”とは何か?それが知りたくて、今回のインタビューを企画しました。


実は、江川さんが本学の広報誌に登場なさるのは、初めてのこと。今回もお引き受けいただけないのではと、恐る恐るご連絡したところ、即答でご快諾をいただきました。


一方、萩野君もアジア大会直前の米国合宿中にもかかわらず、「是非お願いします!」と、喜び一杯のメールが即座に返ってきました。ちなみに、このアジア大会で萩野選手は、競泳のみならず全競技すべての選手の中から、同大会MVPに選出されました。


言わば、相思相愛のお二人でしたから、対談はスタートから和気藹々。終始和やかに話が弾み、醸し出される空気感はまるで家族のような信頼感と安心感に満ちていました。

珍しく緊張気味の萩野君でしたが、彼を気遣って時におどけながら優しい笑顔で話しかける江川さん。初対面ながら実の兄弟のように仲の良いお二人を前に、学院の教育目標「一校一家」そのものだなぁと、胸が熱くなりました。


お二人揃って学院宛にサインを書いて下さった時も、江川さんは「現役のアスリートが優先だよ」と萩野君に先にペンを渡し、宛名も彼が書くように促しました。


また、萩野選手が一つの大会で数多くの種目に挑戦する姿勢について、「金メダル一個でいいんじゃないの?と人は言うかもしれないが、それは勝手に人が思うこと。自分は全部目指すという目標を持って、全然かまわない。人との比較に意味はなく、大切なのは自分自身。」と、大きなエールを送って下さいました。


さて、肝心の“作新の遺伝子”ですが、
お二人の対談を通して、次の5点を強く感じました。

1.前人未到を目指す志の高さ
2.志を貫き通す意志の強さ
3.徹底した文武両道
4.世界的・歴史的スケール感
5.年月に裏打ちされた信頼感


中でも、前人未到の見果てぬ頂きへ、誰に何と言われようとも挑戦し続けて行くーその「志の高さ」と「意志の強さ」こそが作新スピリッツ、すなわち作新の“遺伝子”であることを、お二人のお話から実感しました。

勝利の女神から選ばれし勇者にしか理解できない、運命の重さ。その重さを共有できる、真の“同志”と巡り会えたからこそ醸成された特別な幸福感に、あの日あの対談に同席したすべてのスタッフが浸らせて頂きました。

是非、対談の全文をお読みいただき、皆さんにも幸福感を共有していただけたら幸いです。
http://www.sakushin.ac.jp/130th/130th.html