先日、第7回目になる学術講習会が開催されました。
内容は【手技療法に用いるアロマセラピーの有用性】です。
教壇にお立ち頂いたのは、活性酸素についての研究をされている医学博士、森美侑紀先生です。
・大学院にて保険医療学研究科 講師
・医学博士
・正看護師
・柔道整復師
・介護支援専門員
・アロマトップインストラクター
・大阪エヴェッサ公認メディカルアロマトレーナー
多くの実績をもち、錚々たる肩書が並ぶ大先生ですが、壁を感じさせない柔らかい雰囲気のお人柄です。
今回は推拿師である協会員向けに、臨床で活用できるメディカル面でのアロマセラピーをご指導頂きました。
まずは、アロマの効果効能、歴史、成分、注意点、など基礎的なところから専門的なところまで分かりやすく解説して頂きました。
セミナー中、教室の中は精油の良い香りで満ちていました。
それだけで、気持ちが落ち着くような空間です
実践で扱いやすい数種類の精油をご紹介頂きました。
・抗炎症作用のある精油、
・交感神経を優位にさせ脂肪分解作用を促進させる精油、
・副交感神経を優位にさせ不眠症などの改善につながる精油、
そのほか、素人が陥りやすい精油の選び方、成分表の見方などもご指導頂きました。
スポーツ選手は特に下腿への負担が大きく、アキレス腱、腓腹筋、ヒラメ筋へアプローチしていきます。
続けて仰臥位(あお向け)の治療も実演頂きました。
(運よくモデルに選ばれた協会員の方は、翌日、「足がめちゃめちゃ軽いです!」と感動しておりました。)
アロマセラピーが日本に入り始めた当初から、生活の中にアロマを取り入れていた森先生。
身を以て多くの失敗と効果を体感しながら、今では医療人の育成を手がける第一線で、指導者・研究者として大活躍されています。
日本推拿協会の学術講習会というカタチで、森先生の講義を受けれたことを大変光栄に思います。
お忙しい中、協会員の学術向上にご協力いただき、有難うございました!
参加された協会員のみなさん、お疲れ様でした