制度の細部の決定権を最後の最後まで離さないことが官僚パワーの源泉なのだ
「今日の名言」は・・・
・電力システム改革のゲームには、
電力会社や政治家が参戦する。
しかし、制度の細部の決定権を
最後の最後まで離さないことが
官僚パワーの源泉なのだ(p30)
「原発ホワイトアウト」若杉 冽、講談社
【私の評価】★★★☆☆(80点)
■日本の政策の意思決定の仕組みは、
審議会方式です。
有識者といわれる
大学の先生やコンサルタントで
構成される審議会に
答申を出してもらう。
その答申を基に法令を作成し、
国会の了解を得て、
施行するのです。
■審議会の事務局は官僚であり、
事務局が方向性を決め、
政治家や業界と調整しています。
事務局が委員を選び、
事務局が審議会の資料を作り、
事務局が答申案を作成するのです。
官僚が表に出ずに、
決定権を持ち続けることができる
素晴らしい仕組みだと思います。
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