ソウルから戻りました。


今回の最大の目的は一本100円の韓国のどぶろく「マッコリ」を免税範囲ギリギリ・・・・3本を入手する事だ。


わずか100円の酒三本を入手する為にソウルに行きましたが、それが目的の全てでは無く、デブ殺しの世界遺産スウォン華城の城壁踏破と北朝鮮国境の非武装地帯に行く事でした。

しかし・・・・うつ病の症状の為か、ソウルに着いた段階で気持ちは燃え尽きていました。マッコリの入手は宿泊先の近くのスーパーに沢山ありますし、土産の韓国海苔のついでに購入したら良いだけですが、問題は観光でした。観光に行く気力が湧かないのです。結局5箔6日の日程だったのですが、観光したのは一日だけで、残りは宿泊先にとどまってテレビを見ていただけでした。自分でも何で????と思う位気力が湧かないのです。せっかくの外国あちこちに行きたい気持ちが高ぶる場面で外に出る気持ちになれないのです。ただただ眠っていただけのソウルでした。

しかし、人間の根本がケチな私、漠然とネットをやっていたら、カジノで会員登録をしたら3万ウォンのチップが貰える事が判明したので、それだけは貰いに行きました。ついでにそこで食事を済ませましたが。



まっそれはおいて置いて、話を元に戻すと、現地のスーパーで購入したマッコリの中には生きた酵母が居て発酵を続けています。温度が上がると酵母が活動をはじめ冷やせば活動を停止します。そこで日本に運ぶ際に炭酸ガスでマッコリが噴き出さないように冷凍します。冷凍の際、膨らみますのでそれを考慮してペット瓶を適度に潰して栓をきつく締めます。翌朝にはコチコチに凍っています。それをビニールに包み、さらにタオルに包み、その上から再度ビニールで包みます。露点温度と言って、空気は温度が高ければ高いほど水分を抱える事が出来るのですが、冷やされると空気が水を抱えきれなくなり結露として発生します。その結露で周りを濡らさない為の配慮です。


家に戻ったら、冷蔵庫など寒い場所で暫く放置します。そうしたら、澄んだ上澄みの清酒と沈殿した酵母を含んだ「おり」とに分かれます。多分昔の日本酒は絞った酒を寒い所で放置したのでしょう。因みに韓国語で濁り酒を「ダクチュ」と言います。何となく「濁酒」の音読みと同じですよね。



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これが入手したマッコリ「ソウル長寿」)一本100円程。ただし、写真は下ごしらえ後の空き瓶でございます。


おりと清酒に分かれたマッコリの清酒を別の容器に移し、おりだけを一つの瓶に集めて小さいキューブサイズの製氷器に入れて凍らせて、タッパウエアに移し替えて冷凍保存をします。これで劣化を気にせずに長期保存が

出来ますし、新しいフルーツジュースでワインを造る際に前回の造ったフルーツワインのオリを使う事なく、毎回使いきりで醸造出来ます。


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作った酵母菌のアイスキューブです。この箱が3つになりました。一粒でワインが造れるし、同じ種類のワインならば、醸造した後のおりを使っても同じ事なのでめちゃくちゃ沢山出来ました。冷凍庫の占領で少し困っています。捨てるのも勿体無いので、希望者にお分けしたいと思います。



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マッコリを冷やして分離した清酒です・・・・が


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どんなに清酒だけを取ったと思っても寒い場所に安置したらやはりおりは出てきます。このおりを捨てて酵母キューブを使っても良かったのですが・・・・・大日本度経知教の信者の私としては捨てる事は出来ません。


そこで


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上澄みの清酒は昔ながらの清酒の造り方の清酒として楽しみ。


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底に溜まったおりに!!!!!


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アップルジュースを混ぜて放置したらアップルワイン(シードル)が出来ます。このアップルワインの底のおりを利用したら無限にアップルワインは醸造出来ます。というか乳酸菌の一種、火落ち菌が混入して不味くなるまでは造り続ける事が出来ます。



海外旅行はH.I.S.