今年の熊本県勤労者美術展は地球の歩き方のホームページに掲載された「ガレキの女神」を出す事にした。

アンコール遺跡の大回りコース「プリア・カン」でガレキに埋まった女神さまを見つけた時にはかわいそうに感じた。しかし、ここは貴重な遺跡、状態の保存が重要であり、個人の感情はご法度だ。


この写真を見たお坊さんが仏教思想の「末法」と重ねてイメージし、その説明をしてくれた。


その「末法」、ウィキペディアに掲載されていたのでコピぺしておきます。


末法(まっぽう)とは、仏教で、仏の教のみが存在して悟りに入る人がいない時期のこと。または、釈迦の死後1,500年(または2,000年)以降の時期のことである。前の時代を像法(ぞうぼう)、さらに前の時代を正法(しょうぼう)という。正・像・末の三時(さんじ)のひとつである。

仏の在世から遠く隔たったため、教法が次第に微細・瑣末になり、僧侶が戒律を修めず、争いばかりを起こして邪見がはびこり、釈迦の仏教がその効力をなくしてしまう時期とされる

なにか、1500年とは言わず、現代の姿を聞いているようだ。例えばとある輸送機器メーカーなのだが、個性的な経営者が亡くなった後に、「何とからしさ」の言葉だけが残り、結局は個性の無い面白みが無い製品ばかりとなっているのだ。


アプサラ

今回の出品作品。タイトルは未定。