日曜日に「久米宏の新ニッポン人」なる番組があった。東京地区は既に6月の上旬に放映された見たいだが、当地熊本は二ヶ月以上遅れて8月24日放映だった。
若者は物を買わなくなった。物欲が無くなった。給与を貯蓄に回しているとの事。悪い事ではないが、物を作る側にとっては深刻な問題であり、経済の血液の金が回らないのは日本が崩壊する事でもある。
もっと気になったのがある。専業トレーダーのB・N・F 別のニックネーム ジェイコム男だ。彼は定職も無く160万を元手にインターネット株式投資を始めて現在の資産は220億円。この時同行取材で久米宏と一緒に氏はB・N・F行き付けの立ち食いそば屋に行ったのだが、B・N・F氏はてんぷらうどんに、1個40円のコロッケを付けようかやめようか迷っていたらしい。
この気持ちは何となく判る。一般の人に取ったら40円は40円なのだが、相場をやっている人間にとっての40円はかなり意味が違うのだ。例えば10万株持っていた場合、その株が40円動けば400万円動く事になる。このB・N・F氏は40円のコロッケに迷ったのでは無く、40円の数字を見て、トレードモニターを連想してしまいぐらついたのだろう。その後に一般人の感覚が身体の何処からかやって来てコロッケの皿を取ったのだろうな。
しかし、資産220億。計算をしてみたのだが、外貨取引の場合、リスクの非常に少ない外貨の丸抱えの方法でも利子だけで一日450万円程度入る。しかも土日関係なくだ。
彼は農業に強い興味があるらしい、どうせ使い切れない資産。この資産を元手に財団を作り、安全な資金運用を行い、優れた農業政策、農家、農学に貢献した人に賞を授与して賞金でも渡したら良いのにと思うのだった。
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