南バスターミナルに着いた。
目的の地獄寺のタイ語の発音は「ワット・ファイロンファ」そのまま発音したらまず通じない。タイ語はすこぶる発音が難しいのだ。
ズラリと並ぶバスチケット売り場。タイ語など読めない。仕方ないから適当に窓口に地獄寺の写真をみせて「ワット・ファイロンファ」と言うと、外を指差す。下にはずらりとバスが並ぶ、このバスのどれかに乗れとの事だろう。しかし、チケットが無い。ここでは買えないみたいだ。「無ければ無いで何とかなるさ」と思い、その方向に向かった。途中で案内みたいな人が居る。写真を見せて「I wanna go to ワット・ファイロンファ」と言うと、余りの発音の酷さにタイ語で「ワット・ファイロンファ」と書いてくれて「あっちだよ」と言ってくれた。バス乗り場に着くと乗客だろうが、車掌だろうが誰彼構わずに「I wanna go to ワット・ファイロンファ」と言いながらタイ語で写真付き紙を見せたのだった。そうしたら、「このバスだよ」と女の車掌さんが教えてくれたのだった。約20分後にバスは出発。この時の乗客は私と相方だけだったのだ。
約二時間、バスは進む。タイの運転席の向きは日本と同じだ。このバスは元々日本で走っていたのかもしれない。ミラー横の交通安全祈願の花飾りが綺麗だ。
車掌さんです。
、