ホンダは好きか?
今日のこの質問を受けた。
正直、言葉に詰まった。
複雑に入り組んだ感情がそこにあるからだ。
私とお袋の2人暮らし。そんな家庭でも本田製品は4つもある。私がホンダで働いているから贔屓した訳ではない。自然とそこにあるのだ。
本田宗一郎の言葉に
「世界一でなければ日本一ではない」がある。
文を見たらかなり頓珍漢なのだが、物作りの視点から言えば確かに世界一でなければ日本一ではないのだ。
つまり、物に国境は無い。良い物は国など関係なく、あっと言う間にその国に入り込んでしまう。なので、結局日本からその良い物を締め出すには更に良い物を作り世界一になるしか方法は無いとの意味だ。
私はこの言葉が好きだ。しかし、今のホンダにはこの言葉を感じない。ワクワク感が無い。以前のホンダの製品は面白かった。発電機のHippoは面白い。今でも釣りやキャンプで活躍している。しかし、今の本田の製品は他社との違いも薄れてネームバリューだけで進んでいるように感じる。ホンダの世界一は何???探せば何かあるのだろうが、探さなければ無い。それが今のホンダを好きになれない所なのだ。でもカブは好きだけどね。ゴリラ、モンキー・・・この辺りも好き言えば好きかな。
バンコクのカオサンに停まっていたドラえもん仕様のホンダクリック。シートはウルトラマンだ。ドラえもんは流石に飛躍しすぎだが、以前のホンダの製品にはこのようなノリみたいな物があったように感じる。
タイは至る所ドラえもんだらけだ。