ワット・マハタート。ここには450年程前にビルマ軍が一日にしてアユタヤを陥落した際に、アユタヤの人達の精神的ダメージを与える為に仏像を破壊し、仏塔に巻いていた金を剥がし奪って行きました。ここは仏塔が崩れ、仏像が破壊され、その戦いと人間の残酷さを感じる事が出来ます。しかし、それも歴史の中の出来事、今ではその崩れた仏塔も仏様も心の目でみれば壮大で美しくも感じます。なので、ここはぜひとも相方にじっくり見てもらいたかった所なのでしたが・・・・
ワット・マハタートの超見所の一つ。幹に巻かれた仏様の頭と私。ビルマ軍が仏様の首を繰り落とし、樹に投げやった後に、樹が生長し、今のようになった。写真に写る際は仏様よりも顔が下になるように。つまり、写真を撮る人は上から見下ろすように撮影してね。仏様と写る人の位置関係により、仏様よりも画面では顔が下に写ります。
記念撮影をする少年僧と僧侶
破壊された仏様。
手の表情に力があり、破壊されてもなお全身を感じる事が出来る。
巨大な仏塔跡
再度、樹の幹の仏様を見たくなった。
この仏様は450年前の戦争によって今の姿になった。
その姿が何か、全ての人の業を一身に受けているように思えてしまい今でも脳に焼きつき離れない。
樹の生長は勿論自然の業、その自然が人が魂を込めて作った仏様に巻きつき、新な意思を現在の私達に伝えているように思えてならない。