カリプソキャバレーを見終わってホテルに戻る。時間的にはもうバスは無い。タクシーを使う事になるのだが、タイのタクシーは結構悪徳ドライバーも居る。その見分けるコツを旅行会社の人から伝授されていたのだ。


 「ホテルに待機しているようなドライバーはロクな奴は居ない。必ず流しを捕まえる事。」だった。


 そのセオリーにしたがって、カオサン方向の道沿いに止まっているタクシーを捕まえたのだった。

そこで私はミスをしてしまった。カオサンまでの値段を訊いてしまったのだ。そうしたら最初は「200バーツ」と言ってきた。相場を知っている私は「100バーツ」と言い張ったら、あっさりOK。実はカオサンまでの相場は70バーツだ。なので30バーツほど損をしている事になる。日本円で120円程だ。しかし、このアジアホテルまで来るのにバスで16バーツ、スカイトレインで30バーツ、合計46バーツも使っているのだ。公共交通機関を使っても46バーツもする。タクシーならば、相方と割り勘で50バーツだ。いかにバンコクのタクシーが安いかが判った。バンコクのタクシーはもしかしたら、通常は自家用車で使い、偶然客を見つけてはタクシーに早代わりになるのかもしれない。もし、そうならばこの安さは納得できるのだ。


タクシーを捕まえて「カオサン」と言えば、着く場所はカオサン通りのバーガーキング側なのだ。

ホテルまで500メートルくらいあるが、私には細々とした場所を伝える英語力は持っていない。また、タクシーの運転手もしかりである。

なので、途中でコンビニに寄りながら、フルーツシェーキを飲みながらホテルに戻ったのだった。