またまた吉兆がやったな。そもそも盗人の根性で経営を行なってきたからだ。まさに「見ぬ事潔し」、「客が知らないならば綺麗」なのだ。


 多分、科学的には江戸一などのバイキングレストランと今回の吉兆の料理の使いまわしの不潔さの度合いは略同一だろう。いや、さまざまな客がトングの握ってを持つからそこから黄色ブドウ球菌が食材に付くのでバイキングの方が不潔かもしれない。しかし、それが原因で病気を患った話しはとんと聞かない。不潔は不潔でも人間は免疫機能を持っている。余りにも清潔にしているとその免疫機能が無害な物質に対して反応を起こして新な病気を起こしてしまう。ある程度の不潔さは必要な事ではあるのだ。現実的に私は不潔なタイに行けばアレルギー性結膜炎も皮膚炎も消えるのだ。


 ただし、今回の吉兆がやった事は綺麗、汚いの問題では無い。世間も吉兆も視点がズレテイル。客は高級料亭に対して料理のみに金を払っている訳ではないのだ。食材の信頼と取り扱いの技、もてなしのサービス、料理とそのとりまく雰囲気に対して金を払っているのだ。それが使いまわした食材を提供していたとなれば完全に債務不履行に該当する。吉兆は信用と信頼を失ったのだ。前回の消費期限の改ざん、今回の食材の使いまわし、後悔すれど反省せずの企業体質はもう既に世間は認識した。後はのれんを降ろすしか吉兆に道は無いいだろう。

 その後は・・・・のれんをたたんでも所詮同族経営、資金はあるだろうから速攻で「居酒屋吉兆」をオープンするだろうな。