今日KKTのニュースで女性レーサーの「神子島(かごしま)みか」の事が特集された。彼女曰く「男社会の中でこんな顔した(ギャルメイク)女が前を走っているのは良く思わない人もいるけども、ならばあなたが私の前を走ったら?」との事、いやはや全くおっしゃるとおり。そして、彼女が一つ上のクラス「フォーミュラーチャレンジニッポン」で走ったら、前の車と接触、自車の前のウイングを壊したが、そのまま走って26人中25位。「これが今の私の実力、その現実を受け入れ、上を目指す。」との事。もうここまで来ると性差は関係ない、追える物を持つ人間の意思を感じた。

 しかし、早く走れるにはどうしたらいいだろうか???

 単純に考えると、なるべく短い距離でトップスピードを出し、なるべく短い距離で減速する事だ。なるべく短いきょりでトップスピードを出すにはエンジン性能曲線を把握し、最大トルクを出す回転数以下にならないよう、また、加速が伸びている間はその回転数以上にならないように、にアクセルの調整をしたら理屈上はトップスピードに達するまでの距離は最小にはなる。短い距離で減速するには・・・これに関しては想像のしようが無い。ハッキリ言って判らない。

 以上の事がどれ程の困難を伴う事なのか?レースの経験もその興味も余り無い私にとっては知りようが無い。

 

 私はギターを今までナメテいた。弦をジャカジャカやれば弾ける位に考えていた。しかし、実際にやって見たら弦を押さえる指の使い方の困難さが身にしみて判ったのだ。それと同じでレーシングカーも理屈の段階ではなんとでも言える、それがあっていようが間違っていようが。人間の足は二本しか無いのを踏むペタルは3つもあるからね。