為替レートは交換する場所でかなり違います。

今回、タイに行きましたが、タイバーツを福岡銀行で交換するのとタイで交換するのでは、タイで交換する方が圧倒的に良いのです。

為替レートの見方はややこしいのですが、慣れたら簡単です。


外国為替は「両替」と銘打っていますが、通常の両替は「大きな額を小さくする」のでは無く、「外貨の売買」の事であり、「質屋」みたいな物であり、売値と買値の差額で儲けを出しているのです。


では実践として


タイに来ていると仮定した場合、


円からバーツに交換する場合、円をタイの人がタイバーツで買い取る事なので、なるべく高いレートの場所をさがしてから交換してください。

バーツから円にする場合、円をタイの人がタイバーツで販売しているので、なるべく低いレートの場所をさがしてから交換してください。


カオサンの場合、カオサンの旅行会社の人に会社近くのレートの良い場所を紹介して貰いましたが、寺裏の両替の方が良かったです。ただし、バーツから円に交換できる場所は寺裏にはありませんでした。


両替が終わっても、札で渡せない場合、バーツで戻ってきます。結局要らないバーツが残ります。このバーツを日本で両替する事になります。

ハッキリ言ってすこぶるレートは悪いですが、無いよりはましです。


日本に居る場合、

バーツから円に交換する場合、日本の両替の立場ではバーツを買い取る事になります。買い取って貰うので、選べる場合、なるべくレートが高い場所で高く買い取ってもらいましょう。私は福岡空港を使うので福岡銀行しか選べません。


因みに

買取は掛け算、販売は割り算で計算します。


参考

2008年5月5日現在の

タイの「クラング・タイ・バンク」の為替レート


現金の場合


買取レート 0.2969  一万円の場合 10000×0.2969=2969バーツ

販売レート 0.3057  2969バーツの場合 2969÷0.3057=9712円  差額288円がクラング・タイ・バンクの利益となる。


2008年5月5日現在の

福岡銀行の為替レート

販売レート 3.78 一万円の場合 10000÷3.78=2645バーツ

買取レート 2.84 2645バーツの場合 2645×2.84=7511円 差額2489円が福岡銀行の利益となる。タイと日本では約10倍もある。ここまで来るとボッタクリと言っても良いだろう。民法的にも不当利得が当てはまるレベルの差だ。「交換しなければ良い。」そりゃそうだ。


中国元でも調べてみた


2008年5月5日現在の

中国銀行の為替レート


買取レート 6.4681 一万円の場合 10000×6.4681/100=646元

販売レート 6.6604 646元を円にした場合 646÷6.6604×100=9699円 301円が中国銀行の利益


2008年5月5日現在の

福岡銀行の為替レート


販売レート 16.78 一万円の場合 10000÷16.78=595元

買取レート 13.18 595元の場合 595×13.18=7842円 2158円が福岡銀行の利益となる。


外貨は現地で両替をしたほうが圧倒的に有利です。