バンコク近郊の知る人ぞ知る。マニアックでキッチュでチープなセメントの地獄絵像がかわいい一部の人には有名な地獄寺への行きかたがバスでは困難になっていた。

 私達は時間の都合で結局たどり着けずに引き返したが、行きかただけは判明したので、カオサンから地獄寺へのバスでの行きかたをご紹介します。


 まず南バスターミナルまで行く。バス路線は511、カオサンから見て市内中心に出る方向とは反対のバス停だ。交通量の激しい通りを信号機無しで渡る必要があるから、中国の経験がある人ならば平気だとは思うけど、初めての人ならば渡るのに度胸が居るから、危険を感じるならば、少し遠回りだけど、カオサン通りを抜けのバーガーキングにぶつかったら、右に曲がれば信号機にて反対方向の通りに行くのが良いと思う。

 この情報は2008年5月上旬の情報なので、もし同じバスが来てもとりあえず南バスターミナルに行くか尋ねたほうが良いだろう。でもバスの乗務員に「southan bus terminal」と言っても通用しまいから「sai thaai」と尋ねてね。


 サイターイに到着後、訳が判らない場所に着くとはずだから。とりあえずメインの建物に入りインフォメーションを探してね。

 インフォメーションで「ワット・ファイロンファ」に行きたい旨伝えてね。出来ればインフォメーションに常駐しているおまわりさんが良いでしょう。ワット・ファイロンファの発音は日本人には激しく難しい上、非常に似た名前の寺も存在するから、間違えられる可能性が非常に大きいから、セメント像の写真を見せてワット・ファイロンファと言えば良いでしょう。「ファイロンファ」の「ファ」は「pha」、「ン」は鼻濁音の「ng」です。

 おまわりさんがバス乗り場まで連れて行ってくれるから、そのバスに乗りましょう。

 後は前列に陣取り車掌さんに「ワット・ファイロンファ」と言って二時間程不安そうにソワソワしておけば、到着したら教えてくれます。


 ここまでは他のホームページにも行きかたとして紹介されていますが、私達がぶち当たったのは、下ろされた場所からさらに10キロも行かなければならない一直線の道だったのです。


 行けども行けどもそれらしき寺は存在しない。道行く人に写真を見せてもあっちあっちと指さすだけ、行けども行けども到着せず、途中で道を尋ねた人が再度私達の横をバイクで通り過ぎ止まった。その時に片言の英語で話しかけられ10キロも先にある事が判明したのだった。そして、同時にタイでのバスの乗り方が初めて判ったのだった。特にバス停など存在せずに、バスが来たら手を大げさに大きく振れば止まってくれるのだった。私達が下ろされて指をさされたのは、「ここで乗り換えろ」の意味だったのだった。


 その間すったもんだしている間にバスは一本も通らない。どうやら一時間に一本程度みたいだ。つまり、バンコクから見た場合、地獄寺に行くには最悪のパターンで片道4時間必要です。

 

 もし、ここに行く場合はホテルの旅行センターでタクシーでの貸切を頼んだ方がいいだろう。