「棚卸」とは、株主への決算報告の為、半期毎の会社の資産の把握を行うのが真の目的だ。その報告単位も100万円以下は切り捨てなのだ。
ただ、資産と資本の区別も付かないような従業員の立場の人間にそれを言っても通じないから説明的に、「生産している製品が生産終了する時に、部品が一つも残っていないように、一つの無駄も無いように、数を数えて調整するのが棚卸」としているのだ。なので、くそ真面目を通り越した、馬鹿真面目の人間が過激な行動を起こしてしまう。
しかも、注文数調整したら済む事を何が何でも数が合わないといけないと思い込み、倉庫会社に部品を隠してしまうケースもあるのだ。その部品はネジなどの元々安価で、鉄くずとして処理しちゃってもまーまー構わない物では無く、完全なアッセンブリッドバーツだ。それが大量にゴロリと残るハメになる。はたしてどうなる、と言うか、どうなったコトやら・・・
あっこれは今の職場じゃ無いのだ。はたしてホンダ内の話しだったかな・・・いまいち忘れたな・・・
「ネジ一個も数える。」思想は判るが決算の実態に則していないのだ。なので、ネジなどの大量にある部品で、日々数量を明示されて入る部品の精密なカウントは2年毎に一回程度で十分だ。「箱からネジを取り出したから」と言ってわざわざ箱全部のネジを数えるのは馬鹿げている。明示された数から使った数を引けば十分だ。監査は明示された数から生産数を引けば良いだけなのだ。