家族構成
主人(ろう)、妻(ろう)、長男(健聴)、猫(?)、もう一匹子猫(?)
問題の概要
おしらせらんぷは来客の知らせをインターホンのチャイム音を拾う事により作動させるが、インターホンが生活音が激しく発生する場所にあり、起居動作の度らんぷが反応してしまう。例えば、食事の時にいすに腰掛ける時の音、冷凍庫の氷を取る時の音、二匹の猫がじゃれあい遊ぶ時の音、等々さまざまな音をセンサーが拾う都度にらんぷが反応し、本当の来客かどうか判らない。この解決は通常センサーの感度を悪くし、インターホンの音量を上げる方法が取られるが、インターホンの音量が固定されていて不可能であった。
なんとか、生活音の時はランプを作動させず、本当の来客の時だけ作動させたい。
もうここまでくると、もし、とある企業が取り組むとすれば、「無理無理、出来る訳無いの一点パリ」となり「挑戦をしない事への挑戦」をするのだが、私ならば挑戦以前に楽々可能だ。
インターホンに音センサーを付けている。少しの音でもお知らせランプが反応してしまう。
インターホンに繋がっている呼びだしボタン
解決策
インターホンの呼び出しボタンが押されると一定時間発光ダイオードが光るので、ダイオードを外し、その出力を利用する。
回路図も無いインターホン自体は一種のブラックボックスである事から、付いている発光ダイオードの後段がどの様になっているのか想像のしようが無い・・・・とは言っても殆んどの場合、後段も無く、光らせるだけの目的なのだが、言い切れるものでもないので、発光ダイオード応用素子のフォトカプラを使い、等価的に回路上インターホンの改造は無いようにする。
フォトカプラの動作に応じて電流が流れるのでそれをスイッチングトランジスタに繋げる。
スイッチングトランジスタとメカニカルリレーを繋げ、商用電源のスイッチをON、OFFさせる。
インターホンの中を開いた。
インターホンに付いていた発光ダイオードを取り外してハーネスを付けた。発光ダイオードの部分には約2Vの電圧が得られる。
発光ダイオードの出力を外部に取り出すために、インターホンに穴を開け、イヤホンジャックを増設した。
インターホン本体への改造は以上で終了。
次は制御部の製作。
制御部の回路図。設計は勿論ホンダ期間従業員の私。
巧く動作した
(o^-')b
ケースの加工
基盤に回路を組み込んだ。
ケースに基盤を組み込んだ。
設置の様子。
インターホンの来客ボタンが押されると、制御部が反応し、音センターに商用電源が加わり、インターホンの音を拾い、お知らせランプが動作する。
(*^ー^)ノ 大成功
半導体類
トランジスタ(2SC1815) 3つ
フォトカプラ(PC816) 1つ
発光ダイオード 同型異色 各1つ
整流ダイオード 1A用 1つ
5Vレギュレータ(7805)1つ
コンデンサ、抵抗
1μF 電解コンデンサ 2つ
47kΩ 1つ
1kΩ 1つ
その他
5V用メカニカルリレー 1つ
イヤホンジャック 2つ
イヤホンプラグ 2つ
1芯シールド線 1.5メートル
DCジャック 1つ DCプラグ 1つ
AC用端子 2つ
ヒューズボックス 1つ
ヒューズ 0.2A 1つ
コンセント 1つ
ユニバーサル基盤 1つ
合計 2500円程度