カオサンの「トムヤンクン」というレストランでトムヤンクンを食べた写真全部で約600円、プリプリの海老が沢山入ったトムヤンクン、ごはん、アイスティー。これだけそろえると日本ならば軽く2000円は越えるだろう。
タイはこれからも何回も訪れると思う。又食べたいのだ。
ここで写真のプチ技術を伝えますと、デジタルカメラには「ホワイトバランス」という機能があります。被写体をそのまま写す場合は画面全体の光をかき回し、その平均値を黒色成分が18パーセントのグレーにしようとします。しかし、撮影光は常に一定ではありません。また画面全体に被写体の色が偏っている場合も強制的に偏りを平均値にしようとしてしまい、実際の色、心に響いた色とは離れてしまう結果となってしまいます。
ホワイトバランスはその時の光を白い色の被写体に当て、その情報をカメラに読み込ませ、その情報を基準にする為に自分の目の前の色を忠実に捉える事が出来る機能です。
ネガフィルムからのプリントも「サーキュレーター」と言う光を攪拌して、18パーセントのグレーにしていました。私は自分でカラープリントをしていたので、撮影の光の成分に対して常に記録を取ってそれをプリントをしていましたので、かなり綺麗な発色を実現させてしました。
ネガフィルム全盛時代はプロはポジを使いますから写真を志す人の間にポジフィルム優先の勘違いが蔓延していましたし、未だにそれに気づかずに写真撮影をしている人も少なくありません。今では会う事もありませんが、その事を言っても「知らなくても良いことだ。」として私の話しを受け付けない人もいました。その人は実際には話しても理解が出来ないから知らなくてもいい事としして気持ちを挿げ替えていただけとも思いますが。その人は熱心に写真をやっていましたが、理論と技術を学ぶ事はせずに、常に活躍している写真家のセンスの後追いをしているだけの彼に写真家としての未来は見えませんでした。
平均値18パーセントグレー・・・・早い話が普通に撮影した時のトムヤンクン。
ホワイトバランスを取って撮影したトムヤンクン
どっちが美味しそうに見える????
知っていると知らないではこれだけ得られる映像に差が出るのだ。
写真はフィルムでもデジタルでも光を捉えカラーバランスを取るプロセスは全て一緒。光の性質や成分の知識は非常に重要なのだ。