飛行機内で酒のつまみのピーナツを貰った。ビールを貰い、ジンのサイダー割りを貰い、ジンのオレンジジュース割りを貰い、ピーナツを5袋貰い大満足だったのだ。
私は人一倍食い意地は張っているが同時に理系出身の人間、余りのピーナツ袋のパンパンぶりに地上の状況も見たくなったのだ。
地上では普通にしぼんだ。
機内の気圧は地上よりも低い、地上で袋詰めされたピーナツは機内では膨れるのだ。これだけ膨れれば耳鼻科疾患がある人に何らかの影響はあるわな。帰りの飛行機で実際に一人現れたのだ。機内アナウンスで「機内にお医者様がお見えでしたら客室乗務員にお知らせください。」の実際アナウンスを初めて聴いた。しかし、居なかった・・・・居ても薬も無いような状況であり、出来る事は多分無かっただろうから無視を決め込んだのかもしれないが、とにかく現れなかったのだ。しかたなく、席の調整をして横になれるスペースを作り、体調を崩した人を寝かせていたのだった。
また、気圧が低いと身体から水分蒸発が強くなり、地上と気温が同じでも寒く感じる。熱には顕熱と潜熱がある。水に例えると、水は地上では100度までは順調に温度変化が起きるが、それを越えると温度変化は止まり、蒸発として熱を空気中に持っていってしまう。これが高度が高くなれば蒸発する温度が低くなり、それだけ空気中に熱を持っていってしまうのだ。これを利用したのがクーラーだ。実はクーラーはポンプと低気圧に耐えられる構造の部屋があれば作れるのだ。