最近なぜか昔ながらの方法や物事を「アナログ」、新しい方法や物事を「デジタル」と呼ぶ。

そもそも電子工学を専攻してきた私にとっては非常に違和感がある言葉の使い方だ。

そもそも、アナログとデジタルは歴史的にはデジタルの発生の方が古いのだ。

デジタルとは「ある」「ない」などの二つの異なる状態を組み合わせての表現であったり決め事であったのだ。

例えば「狼煙(のろし)」がその代表だ。この狼煙の時代が長く続いた後に、デジタル通信の一種である電信が登場した。いわゆるモールス信号だ。そして、いよいよその後にアナログが登場したのだ。アナログは揺らぎの強弱をそのまま伝える事だ。例えば、音声も揺らぎの強弱だ。

それまでのデジタルは「有る」「なし」の二つ、これを一ビットと言う。このビットをどんどん増やせばアナログの強弱も表現出来るようになるのだ。その為には高速処理が必要になる。昨今ではこの処理が早くなり「デジタル時代の幕開け」などと言われるようになったのだが、そもそもデジタルはアナログよりもはるかに古い歴史があるのだ。


Written by Busuinukuchan who the Period simple woker in Honda