涅槃仏

スリランカの洞窟寺の涅槃仏。

南の島の仏教国家らしい顔だ。


スリランカの宗教文化は面白い。

仏教とヒンドゥー教とイスラム教とキリスト教が対立する事なく、仲良く共存している。


そもそもイスラム教は自身に対して偶像崇拝を禁じ、他に対して多神教の宗教を認めていない。それ故にイスラム教はキリスト教徒との婚姻は認めるが仏教のような多神教徒との婚姻は認めないのだ。


婚姻はどうか判らないがスリランカでは少なくともイスラムは仏教徒を受け入れているのだ。


スリランカは仏教国家、そして仏教はありとあらゆる事を受け入れる慈愛の宗教であり、その事はスリランカに住むイスラム教徒も熟知している為に争い自体起きないのかもしれない。


その精神構造を探るために「スリランカ学」なる分野さえ存在するのだ。


シオニズムは良く判らんが、スリランカの人々の精神構造がパレスチナの人にあれば、血で血を洗う対立は無いのかもしれない。