日本人は写真好きだが、撮影が極端に下手だ。

全自動カメラに慣れてしまい、単にレリーズを押すだけになってしまった。

余りにも簡単なので、フレーミングもアングル考える事なく単に押すだけの人が多いのだ。

これが自分でピントを合わせ、シャッタースピードを決めて撮影する場合、設定しながらファインダーを見る間の時間が撮影者に対してベストのフレーミングとアングルになる画面を気づかせて中々の写真を撮る事が出来るのだ。


便利になった為に、感性を潰している。それが現在の一般の日本人の写真の現実だ。


私は海外で良く自分の写真を撮ってもらう。たまに日本人をとっ捕まえて写真を撮ってもらうのだが、日本人に頼んだ写真からはまともな写真は余り無い。一方、片言の現地語で現地の人にフレーミングもアングルも何も指示していないけども、撮ってもらった写真は中々の物だ。


別に相手が外国人だからと言って特別な思い入れがある訳では無い。写真撮影のセオリーに照らし合わせて日本人はセオリーから外れているのが多く、本当に日本人は写真が下手なのだ。


兵馬俑で撮ってもらった写真の例



1

アメリカ人の男性に撮ってもらった。


2

スペイン人の男性に撮ってもらった。

3
中国人の男性に撮ってもらった。


4

日本人の女性に撮ってもらった。


上の写真を見て判るように、日本人以外は撮られたい人間はどのように撮られたいのかが良く判っている。だから、自ら動きフレーミングとアングルを工夫する。しかし、日本人はカメラを渡したら、その立ち位置でシャッターを切ろうとするのだ。


この時の日本人は唯一女性だったのだが、女性だからと言う訳では無い。男女共に日本人全体に言える事なのだ。