飛行機の乗り継ぎ時間を利用して東京宝塚劇場へ行った。


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会場は9割が女性なのが驚いた。

そして、全国津々浦々で有名な劇場だけあって、一見して明らかに爆安エアチケットの存在すら知らずにまともなエア代金を払いかなりの田舎から上京したような親父もいた。この人は何とトイレの手洗いの蛇口に口を近づけて水を飲んでいたのだ。「手洗いの所で水を飲むな」と言うつもりは無いが、手を添えたら飲みやすいのに、それをせずに直接蛇口に口を近づけて飲んでいたその姿にその人の生き様を見た気分になったのだった。


演目は「バレンシアの熱い花」と「宙ファンタジスタ」の2つ

しかし、飛行機の時間の都合でバレンシアの熱い花しか観る事が出来なかった。


ちとくやしい・・・・・


初めて観る宝塚。最初は公演があるから時間潰しのつもりでチケットを買ったが、

開演直後からその華麗さに男でも心を奪われた。宝塚市出身の故、手塚治虫も宝塚の大ファンだったらしいが、それも納得出来る。


そもそも女性だけの劇団。男役の女優は声を低くする為にどうしても声質が似てきて誰の発言か判りにくいのが難点だ。

芝居は「革命」たとか「復習」だとか「決闘」だとかやや物騒な内容に「恋愛」を絡めて話しが進む。

中身的には雄々しいので、「男の発想じゃないとこの話しは作れないな」と思ったら、劇作家はやはり男だった。


全て観ようとしたら3時間半はゆうに掛かる。次は時間をタップリとって余裕をもって観劇したい。


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東京宝塚劇場の中、幕前にはオーケストラの生演奏が構えている。