雨がバラバラ降り出した。仕方ないので下の玉陵事務室の地下にある展示室を見た。

玉陵に祀られるには不釣合いな人が祀られている内容があった。

よくあたる占い師の話しなのだが、その占い師を琉球の王が呼び寄せた。

実にあたるので王は甚く気に入ったのであった。

周りはそれを疑い、それを試そうとの提案を王さまは渋々了承した。

その試験は箱の中にねずみを入れ、ねずみの数を占い師に当てさせるものだった。

その試験で占い師は「ねずみは三匹。」だと言った。

それを聞いた王の取り巻きはすぐさま占い師を人心をたぶらかしたとして捕らえた。

そして、王の了承を得て死刑執行をすぐさま執り行おうと死刑場に占い師を連れ出したのだった。

箱の中にはねずみは一匹しか入れていなかったのである。

王は悲しみ、箱を開けるとなんとねずみが箱の中で子供を産んでいて合計三匹だったのだ。

慌てて処刑を中止するように遠くに合図を送るも、合図を受けた側は勘違いをして「死刑を急げ」と受け止めて直ぐに慌てて死刑を行なったのであった。

王は悲しみ、その償いとしてその占い師をこの玉陵で祀る事になったのであった。


とのあらすじだったと思う。


この案内をよんで「へー」と思っていたら、雨が小降りになりだしたので、玉陵に入った。








またばらばらと降り出したので・・・

詳しく見る事はあきらめてさっさと退散したのだった・・・・


なんちゅうオチだと怒らないでね。

私もこんなはずじゃなかったんだから。