「馬鹿」が最高のほめ言葉になる場合がある。

「けいの無銭旅行記」の作者、岩崎圭一がそうだ。

新宿でホームレスをして、その後全くの無銭状態でヒッチハイクを続け、日本一周をし、あげた人は冗談半分だったのだろう、韓国行きのフェリーのチケットを貰い、韓国に渡り、ヒッチハイクの後、韓国でも中国行きのフェリーのチケットを貰い、中国の青島でママチャリを手に入れ、紆余曲折を経て結局ママチャリでインドの最南端まで行き、今度はママチャリでエベレストを目指し、エベレストを登ってしまって、その後はベナレスからガンジス川をいかだで下り、海に出て、次は西回りで日本を目指し、旅行中の奴だ。

全行程、全くの無銭、他人からのお恵みと手品の大道芸なのだ。


私は現在指笛を練習している。彼の真似は出来ないが、JALも世界一周チケットのワンワールドに加入するし、世界の街角でせめて私も大道芸の仲間になりたいのだ。


http://www.geocities.jp/keinoryokouki/index.html

↑けいの旅行記