朝6時に目が覚めた。

前日は就寝が遅かったにも関わらず、目が早くさめたのは外国に居る不安と期待のせいだろう。

中国のホテルは通常朝食込みだ。

前日に食券を渡されていたので、レストランに向かう。

バイキング形式だ。

トイレで出し切り、とりあえず50ドル両替を行い天安門に行く方法を尋ねると

「59番路線のバス停に乗ってください」と言われ、バス停を教えられた。

ホテルを出るとリンタクのおじいさんがしつこく寄ってくる。とりあえず交わしてバス停に行く

ここは車線が日本と反対方向の中国。

日本の感覚でバス停に並んでしまったのだ。

「なにか変だぞ、何かが変だ・・・」と思っていたのだが、しばらく経った後、車の向かう方向が逆だったのに気づき、慌てて反対側のバス停に行ったのだった。


バスが来た、とりあえず乗り込む。料金の支払い方が判らない。行き先も告げずに車掌らしき女の人に10元渡すと9元が戻ってきた。どうやら日本の都市部のバスと同じで距離に関係なく一律の値段みたいだった。この時のレートは一元約13円だった。


降りる位置はバス停にデカデカと書かれているし、全ての停留所の名前が書かれているので乗る際に降りる場所を数える事も出来るから日本人にとっては簡単だ。