初めての海外旅行も大詰め。

いよいよ帰国である。

ホテルのロビーに約束の時間通り行くと既にツアーの係りの孫さんがいた。

チェックアウトも終わり、ツアーの人に連れられホテルを出て定番の土産屋に行き、キムチカクテキと韓国海苔を買ったのだ。

この当時は北朝鮮のテレビ番組をコミカルに扱ったブラックワイドショーがあり、金正日がキムチカクテキが好きだと聞いていたので、どんなものか興味があったのだ。残念だったのは、ニラキムチが無かった事だ。韓国で気に入った食材はこのニラキムチだったのだ。

残念(´・ω・`)

その後フェリーターミナルまで送ってくれ、乗船手続きを孫さんがしてくれている間に両替をやり、出国手続きの所まで見送ってくれた。


「いよいよ終わりか・・・・」

僅か正味僅か二日だが、海外を自力で渡り歩き自信が付いた。

この旅行の為に半年韓国語を習い、片言のコミュニケーションを取り、看板などが読めたのが幸いだった。

自力でバスに乗り、梵魚寺に行き、郊外の慶州を観光できた。

初めての海外旅行でここまで動く人も中々居ないとツアーの人も言っていた。

逆に言うと僅か二日の海外旅行で、私のようにその国の言葉を半年も習う人も中々居ないのだろう。

そして、海外を歩く自信が付いたのは慶州で合った韓国語が全く出来ないOLの存在だった。

言葉が出来なくても何とかなる事を目の当たりにした事、自分が余りにも構えすぎていた事。

それを知り、海外に対して妙な自信が付いたのだ。


高速船に乗り込み出港、日本と違うところもあれば違うところもある。

それが大好きになる人もいれば嫌いになる人もいる。

私はこの国か好きになった。

いつかまた訪れたい。


いや、必ず訪れると思う。