この中城城は遠目で見たら確かに造るには苦労はした事は理解は出来るのだが、綺麗という程ではなくそれほど感動するものではない。
中城城の入口
中城城跡の説明
中城城を含め、この世界遺産群の注目する所は石組みの見事さだ。これは遠目では判らない。
近寄ってこそ初めて判る驚きなのだ。
石を四角に切り出し正確に積み上げられている。石を加工せずに積み上げると漆くいが必要となり、年月とともに漆くいがはがれ点どうしでつながっている城跡は自然と崩壊するが、この城跡は石積みは全てが面どうしでくっついている為に滑りも無く、力も分散され建造されている。石切とその組み合わせの技術とその整然性に美を感じる。この城跡は約700年も前に建造されたのだ。当時の英知と技術に圧倒される。
ぜひ写真をクリックして拡大して見て欲しい。拡大しなければ石と石の隙間に気づかない位に精密な加工だ。
緻密な組み合わせの石組みの驚きの後に見た城跡は最初の何だこれのイメージを払拭し、凄く見える。実際に凄いのだが・・・・
中城公園から見た中城城跡